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exblog staff

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投稿数1千
2008年 07月 05日

このブログの記事数も1千記事に達しました。(ぱち・・・ぱち・・ < まばらw)
 ※ 非公開記事も含みます

本当はおはなし記事を用意していたのですが、ここ二日間で3回ほど連続して熱暴走落ちをして、さしものFirefoxのセッション復元機能でも追いつかずに、記事が蒸発しました。

ですので、ここは熱暴走記事を書いてみましょう。

私が始めてノートPCを購入したのは、PC9801NS という 12MHz i386 拡張メモリ1.6MB(仮想フロッピードライブとして利用できる)ほどの製品でした。
それを、クロックオシレータの交換で、12MHz → 16MHz → 20MHzへとクロックUPして、CPUに熱伝導グリスを塗ったくって一円玉で放熱してました。
そうこうする内に、インテル486互換CPU = サイリックス486のフラットパッケージ品に手を染めました。 若かったからあの百本以上の信号線を基板上にハンダできたのでしょう。(眼力も手技も、すでにぼけてます w)
結局、自分の2台・知り合いのを3台クロックアップしたり換装しました。
廃熱が不十分だと、熱暴走を繰り返しチップがお亡くなりになるのだとよく思い知りました。

次に買ったノートは、33MHz インテル486SX のPC98019821NEでした。 これはすぐにWinを走らせる目的で、50MHz そして、100MHzのオーバードライブプロセッサに交換しました。(これはちゃんとしたサードパーティメーカー品)
 けれど、熱的に弱くて連続使用すると飛ぶ代物でした(修理しても改善せず)。

今使用しているノートは、熱に弱くて熱暴走を繰り返していました。
 [熱暴走 site:bucmac.exblog.jp] 検索結果 - goo検索(Green Label)

ですが、電源復帰後に一時間で暴走するなんておかしすぎます。 というか、もう末期的な症状と言えます。
職場の年配者からノートPCの冷却下敷きになる保冷材を2枚頂いたものの、これではあまりに変だと思って、裏蓋を開けて見ました。 ファンを清掃することにしたのです。

清掃して組み直したので、これから iTunesと、Gyaoと、Firefox3上10タブほどを平走させて、二時間ほど様子を見るとしましょう。
もし戻ってきたときに落ちていたら、冷却対策(ファンの強化やベルチェ素子直付けやフィン追加)を考えようと思います。

わくわく ♪ ^^;;



もし清掃に成功して効果あったなら、図書館から戻った後で、ここに記録画像を列記。
(現在 1がのみ)

水塗れ雑巾などの補助なし、室温27度、iTumes + IE(Gyao) + Firefox3(10窓タブ) 連続稼動テストを無事クリアしました。

このノートはDVD換装の時も感心しましたが、非常に部品交換やファン清掃が楽な設計になっていると思います。 ノートPC型番 SHARP PC-XV1-7DE

    清掃方法
  1. 背面の通風孔近くにある底板の蓋にあたりをつけ、ねじ3箇所を精密ドライバーで外す。
    径2mmほど長さ6mmほどの小さなねじなので、失くさないように、精密ドライバーケースの蓋に載せ置く。

  2. 投稿数1千_c0062295_19291068.jpg裏蓋ひっくりかえしてうわぁ
    (氷で冷やしていたので結露)
    ファンを見ると・・・うわぁ ww
    思わず証拠写真を撮り始める。

    当初は綿棒で清掃し始めたが、4本目で
    「これじゃあ無駄だ(意味があまりない)」
    と気付く。 分解に着手。

  3. ファンを含むアセンブリ(部品の一塊のセット)は、4個のねじで留められている。
     このねじはバネが絡みつくスタイルのもの。
     固定時の安定性がよく、振動などを伝えにくいようだ。
    丸められた銅板は温度センサーの一部(底板温度を計測するように底蓋に接触)なのだろう。
    投稿数1千_c0062295_19365366.jpg


  4. 上記のアセンブリをひっくり返した。
    投稿数1千_c0062295_2005756.jpg

    電源ケーブルがあるのでそれに注意。
    ボード上に制御部がある(上の絵では左方)。 そこと接触する部分は腐食が進んだような状態に見えるが、これが導電グリスが乾いたものなのか塗装が熱で劣化したものなのか判断しかねた(つうか、おそらくどちらでもないようだ。 こう思った ^^)。
    左上にクリーム色の排気口を配した状態での撮影。

  5. 投稿数1千_c0062295_19511319.jpgどうやら、このファンは両面から空気を吸い込み、アセンブリとなっているダクトを通じて背面のほうから排気するしくみ。
    なるほど、高温となった空気を少しでも基板や底板から浮かせる工夫なのか。
    (ii)=底側 とは、反対の面。つまりグラフィックチップセット(VIA)の側のファン が右絵。

  6. 電源線を外します。 どうやら余計なチップなどはほとんどない様子。
     チップなどが搭載されていても私は水洗いしちゃいますが、その場合は半日以上の乾燥時間を設けます。
    投稿数1千_c0062295_20184540.jpg基板とケーブルとの接続コネクタ部分は、丁寧にこじってあげると徐々に浮いてきますので、焦らないで外します。 (歯科用先細ピンセットがあるととても便利です)

    投稿数1千_c0062295_163793.jpg
    外してしまった冷却ファンのアセンブリを丸ごと水道水で洗います。
    じゃばじゃば洗い逆方向にも流すと、埃が塊となって流れ出ます。
    個人的には電気製品を分解して掃除するときは水洗いが一番効果的だと思っています。
    (過去に電池液漏れ事故した留守番電話器も、水洗いで直した。
     その際、コンデンサマイクだけはいかれたので、パーツショップで買い換えた)


    洗剤で洗ってもよいのですが、手抜きをして水洗いです。
    ・・・というか台所用洗剤はウチにはありません。 常に永久に水洗いです w

    それでも、埃(ほこり)は洗い流せたように思います。
    投稿数1千_c0062295_20264419.jpg
    上下両方向から吸気し、ここから(画面の手前=こちらに向かって)排気されます。

  7. 気分のせいでしょうか、ぴかぴかしています。
    投稿数1千_c0062295_20271867.jpg

    投稿数1千_c0062295_20303433.jpg
    最後に電源コネクタを戻して、アセンブリを固定して、蓋をして終わりです。

    作業時間は小一時間で済みました。
    作業性のよい設計に感心と感謝です > 設計者


   昨年は内蔵DVDの換装してたみたいです
by bucmacoto | 2008-07-05 16:08 | particle | Comments(3)
Commented by hokkaido-m at 2008-07-06 02:29
1000おめでとうございます。

自分も電気製品は水洗いが一番だと思っています
でも、面倒なときはエアーダスターだけですけど。

最近はカメラの清掃ばかりですが、どうも上手くいかないで
CMOSの汚れは難しいですね、水洗いでもできる構造だったら
おもしろいんですけど、まず無理ですよね、。、、、、
Commented by bucmacoto at 2008-07-06 09:11
◎ ☆you one さま

後年知りましたが、不調電気製品を水洗い再生する商売もあるそうですね。

受光面・撮像面のクリーニングは、実際に目で見えていないとうまく行かないでしょうね。(光学カメラではないですが、実は本職が画像関係なのです)
実態顕微鏡とか仰々しいものでなくても、ヘッドルーペとかで丹念に見ながら清掃するしかないでしょうね。 見ての清掃なら長繊維な綿棒も使えそうです。
テレビの走査線のように、きっちり順番にスキャンすると、落としたつもりのゴミが残っているのに驚きます。 (他人の目で見てもらうと気付くとかします w)

C-MOSもCCDも水洗いしちゃったら、数日ボイラー室で乾燥させないと通電するのが怖いでしょう。 というか、乾くまで清浄な空気中に置くことが困難かも w
Commented by bucmacoto at 2008-07-06 15:28
↑ 正誤修正
正:実体顕微鏡
誤:実態・・・

失礼しました。
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