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げんのう
2007年 12月 23日
昔の田舎の家には、工具や大工道具が一通り揃っていたものだった。
私の生家の裏にある物置にも、電動丸ノコやグラインダーやカンナ(鉋)やノミがあった。
まだ間取りには尺貫法が生きていたころで、寸尺の単位がよく使われていた。
 菓子の材料秤にも、砂糖をX貫だとか使われた。
 匁(もんめ)の単位は1文銭の重さと一致しているそうだが、現代の一円玉も1g(グラム)と一致しているのは意図的にそう作成されているのだろう。 (ちなみに1円玉の半径は1cm)

父は金槌(かなづち)のことを、げんのう と呼ぶことが多かった。 最後の う が聞き取れなくて、長い間 「げんの」 だと思っていたものだ。
私の曽祖父(父の祖父)が北海道に入植したのが、始まりらしく東北から嫁を迎えることが多かったこともあり父の言葉はちょっと標準語とは異なる場合も多かった。 「かちゃっぺない」 という言葉が 「華奢で弱い」 「安っぽい」 のニュアンスあるのだなんて、どの辞書にも載っていなかった(笑)。
だから、げんのう っていうのも超ローカルな表現かと思っていたのだが、ちゃんとした日本語であったことを先日知った。

げんのう(玄能/玄翁) ということば、栃木県那須野ヶ原にあった殺生石に由来するのだそうな。
偶然にフリチンの由来の一説と並んで記述があった ^^;
 飛び先で "フリチン" を検索のこと w

自治体の公式ページにも げんのう はあった。
  玄能はこうしてできる


この「げんのう」は、方言と思っていたのに共通語であったという、数少ない例だろう。

 ばくる : 北海道では普通に 「交換する」 の意味を持つ
 こわい : 「疲れた」 「しんどい」 の意味
 ジョッピンかる : 「錠を掛ける」 「戸締りする」 の意味

このあたりはメジャーな方言だ。
しかし、「かちゃっぺない」 はよく耳にした割に、他の人が使っているのを聞いたことがない。 なので、私は口元からこの言い回しが零れ落ちそうになると慌てて 「ちゃっちい」 と言い直すのでありました。
by bucmacoto | 2007-12-23 22:45 | particle
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