2007年 08月 20日
"交配によらない遺伝子 水平伝播" のキーワードでぐぐっていたら、こんなPDFを見つけました。
遺伝学 かなり同意した。 ごく一部に評価の異なる部分もあるものの、さすがに大学の教鞭を取っている方である。 わかりやすい。 自分の子供にもオススメしたい。 子供の携帯で micro-SDカードに直接音楽をうつせないのか? と尋ねられ、ACCファイルにして(つまり mpeg4)拡張子を.3gpに変えたらできるらしいと教えた。 符号化(アルゴリズム) と 形式(ファイルフォーマット=コンテナ形状) と 形式シンボル(拡張子) とは切り離せないものながら、一部に共通するものがあると読み込めてしまうというしくみはとても面白い。 アルゴリズムはプログラムの遺伝子であり、メッセージインターフェイス(API)は意味子なのだろう。 PDFの普及する前に、TEXという技術があった。 (私は ざべ:TheBASIC という雑誌で知ったが、自分のPCに実装はできなかった) HTMLの普及前に、ISO(国際標準化機構)の定める SGMLの規格はあったが 定義からしっかり書かないとならないので、容易に扱えなかったものだと聞いた。 今現在、標準のドキュメントフォーマットを担おうとしている XML も HTML 同様に簡単な形式を拡張するという発展史であるのはとても面白い。 こちらのPDF史解説中では、TEX と並んで、PostScript 形式も枯れた技術として書かれていたのも印象的だった。 そういえば、HDDが 1MB=一万円 だったあの頃に、ポストスクリプト仕様のページプリンタは百万円くらいもしたのだった。(もちろんボンビーな私は、ESC/Pのドットインパクトプリンタだった。 24ピン・15インチ幅だと喜んでいた w) 遺伝子(gene)と意味子(meme)とは、ほとんど表裏一体な関係であるとも思うのだが、この表裏一体性と対極性(反対の位置に存在する)って、説明で伝わる性質のものではないのだという気がずっとしている。 技術は伝承によって、知識は伝播によって、それぞれ確かにうつってゆくのだが。。。 うつる = 写る(元のコピー複写) / 移る(元が消える移動) / 遷る(状態の変化:位相) DNA と RNA は互いにその塩基対は表と裏の関係になるという。(セントラルドグマ) 確かに m-RNA と DNA の間ではその関係は成り立つが、遺伝子発現を干渉によって調節する RNAi(RNA interference) は、なるほど逆の働き(ブロックや競合)によって表面を調節するものだ。 表と裏とは、面積が同じ。 表面の中にあって、表面から隠され見えないものは、逆のもの。 < 実数と虚数かしら? 影っていうのは実体があって初めて存在するものだが、言葉を現実の影だと初期定義するか(この考えは私)、現実とは言葉(仕様)の投影だとするか(これはプログラムの実装)、このふたつの間を行きつ戻りつ世界は変化してゆくのだろう。 それを進歩と呼ぶか進化とするか、洗練とみるか多様性の退廃と思うかの評価は、それこそ影のように移ろうものなのかも知れない。 ・・・あああ,かなり脳みそがうにだ。(膿んでいるかも) 夏が去ったはずが、今夜も20度を超えている~ (私はBMIが25度になるほど 肥えている~)
by bucmacoto
| 2007-08-20 22:38
| wave
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