2006年 06月 05日
※ この引用文は 本文不完全準拠です。
ISBN4-00-007077-0 C0310 P800E 定価800円(本体777円) 第一章 p8.Ⅶ(7) ルティクスからは、自分の性質を匡正し訓練する必要のあるのを自覚したこと。 Ⅷ(8) アポローニウスからは、独立心を持つことと絶対に僥倖をたのまぬこと。たとえ一瞬間でも、理性以外の何物にもたよらぬこと。ひどい苦しみの中にも、子を失ったときにも、長い患いの間にも、常に同じであること。同一の人間が一方では烈しくありながら、他方では優しくありうるということを生きた例ではっきりと見たこと。(…略…)友人たちから恩恵と思われるものを受けるに際して、そのために卑下もせず、そうかといって冷然と無視もせず、いかにこれを受けるべきかを学んだこと。 p10. ⅩⅠ(11) フロントーからは、暴君の嫉妬と狡智と虚偽とはどんなものかを観察したこと。また一般に我々の間で ⅩⅡ(12) プラトーン学派のアレクサンドロスからは、「私は暇がない」ということをしげしげと、必要もないのに人に言ったり手紙に書いたりせぬこと。また緊急な用事を口実に対隣人関係のもたらす義務を絶えず避けぬこと。 第一章を結ぶ語句 ⅩⅦ(17) 神々からはよき祖父たちを持ったこと。またよき両親、よき姉妹、よき師、よき知人、親類、友人たち、──をのほとんどことごとくがよい人びとであった── を持ったこと、そして彼らのうちなんぴとにたいしても過ちを犯さなかったこと。もっとも私は機会があれば、そのようなことをしでかす性質を持っているのであるが、神々の恩恵により、かかる試みに私を逢わすようなまわり合わせが起らなかったまでのことだ。 (…中略…) 人が金に困ったり、その他の必要に迫られているとき、これを助けてやりたいと思うたびごとに、それを実現するに必要な金が私にはないといわれたことはただの一度もなかったこと。(…略…) (…略…)また私が哲学が好きになったとき、ソフィストの手に陥りもせず、論文を書くために腰をすえたり、三段論法を分解したり、天体について観察したりもしなかったこと。 なぜなら以上のことは皆必ず神々と運命の助けによるからである。 グラン河畔のクヮディ人たちの間にて記す 第三章 p34.Ⅴ(5) 何かをするときいやいやながらするな、利己的な気持ちからするな、無思慮にするな、心にさからってするな。君の考えを美辞麗句で飾り立てるな。(…中略…)曇りなき心を持ち、外からの助けを必要とせず、また他人の与える平安を必要とせぬように心がけよ。(人に)まっすぐに立たせられるのではなく、(自ら)まっすぐに立っているのでなくてはならない。 すごいなぁ,2千年近く前の皇帝陛下。。。 君(=自分自身)に対する言葉が これほど厳粛だからこそ 唯一の哲人為政者=五賢帝の最後のひとり として歴史に残っているんですね。 たまには見習いたいものだ。(毎回は絶対にムリ w)
by bucmacoto
| 2006-06-05 13:31
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Comments(2)
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