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- 北の空からみなみへ -
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one leaves
2006年 03月 26日
最後の一葉


冬を越えた
ひとりぼっちの一枚の葉

春を迎えて何を想うのか
厳しかった北風か
束の間に身を暖めし太陽か

冬を越えて何を得たか
乾きつくせしその身か
火に曝さるなら瞬時に二酸化炭素に還元される軽(かろ)き身か

秋を後にし何を残したのか
根に奪われし滋養か
か弱き実に与えし栄養であるか

遠き夏を思い浮かべしか
 まだ来ぬ夏をそして迎えることのできない夏を
  夢に見しか

おまえは最期の一葉
仲間に置いて行かれた
 老いて逝くだけの一葉

そして
昨季の全ての葉を
ひとつだけ
残ることで仲間すべてを
しるす 一葉

だからおまえは、独りだろうと 複数形がよく似合う
 one leaves
   Old Brown だなんて呼ばないよ Mr.Green

さようなら
 それよりも

Good Luck !

one leaves_c0062295_19535693.gif
written and post: 2006.3/26
last modfy: 2006.7/20





one leaves_c0062295_211537.jpg
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by bucmacoto | 2006-03-26 21:04 | wave | Comments(6)
Commented by hannah5 at 2006-03-28 10:01
なんで Good luck! なの?
Commented by bucmacoto at 2006-03-28 20:18
はんな さん
変かな~?
 See You! これは、またお会いしましょう。
 Good Bye! 神があなたの許(もと)を離れませんよう。
 Good Luck! 偶然と必然とを分かちあわれますよう。(祈)
そんな我流解釈してるからでしょうね。きっと。
甘い言葉ではないけれど、好きな言葉なんですよね> Good Luck
Commented by hannah5 at 2006-03-28 22:38
Good luck!は英語では「がんばってね!」くらいの軽い気持ちで使われることが多く
まことさんが言われるような深い意味はほとんどありません。
だから、この詩の最後にGood luck! をもってきてらしたので
とても拍子抜けしてしまいました。
というか、軽く終わってしまった感じだったのです。
Commented by bucmacoto at 2006-03-29 00:38
はんなさん
そういえば思い切り落ち込んだ(自分自身の魂の深淵を転がるような)時には、「頑張れ」 の言葉は重いもの。。 < はんなさんの仰る意味とは異なりますけど
そういう時に、英語の軽さに(私は)救われますよ。
Take it easy ← (力みすぎないで)頑張れ♪
私には、それよっか重い言葉です。 → Good Luck !

これは好みなのでしょうが,重い内容(や血涙を伴う心情)を重い言葉で締めくくるのは、好きではないのです。
なんだか自己憐憫(その裏にある他者攻撃)に陥っている気がして。。。

煽情や煽動は、他者に対して控えようと思うなら、先ずは自分自身に対してかと・・・
(昔っからヒトラーの手法は嫌いなのです=自己憐憫∝自己神格化 + 情報操作)
Commented by purausu at 2006-03-29 11:30
50歳で「一緒にお墓に入ろう」と言っていた伴侶を亡くして、90歳の今まで一人暮らしを続けている私の祖母に、九州で会ってきました。
彼女の現在と思わず重ねてしまいました。
あと、「葉っぱのフレディ」という絵本がありましたが、あれも思い出しました。
Commented by bucmacoto at 2006-03-29 21:18
ぷらさま 
葉っぱのフレディは読んだような気がしてましたが、Web検索すると完全には読み通していないことに気づきました。
底流にある生命観は、それです。

みんな同じようでいてみんなどこかしら違っていて、
そして源はひとつきり。 そして命は滅しながら 新たにいのちを生ずる。
こころがそうであるように。 宇宙がそうであるように。 ほんの一粒の細胞だけれど宇宙全部を詰め込める可能性を秘めているんだ。 なんてね w
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