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真冬日越え(習作文)
2008年 11月 21日
機朝には、わずか1cmほどの積雪でした。
そのわずかの雪が、昨日の晴れの天気にも関わらず、夕方まで融けずに残っていました。
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昨日は真冬日。 平均気温はマイナス3℃。

今日には、路面も乾いて水溜りもぐちゅりとしていました。
最高気温が5度もあると、冬とはいえども温(ぬく)い気がしてまいります。

冬日の今日は、氷点を超えたままに一日が終わりそう。


 寒さも峠を越える。

この使い方は一般的なのでしょうが、寒さであるなら、『谷を越える』と書いてみたい気もします。


 

それは極地の季節の名前であり、星の輝きと、天から舞い降りる便りと、凍てつく長き冷たき夜とが、蒼白で灰白色な闇を織りなす転回点なのだろう。

方程式のグラフで描かれる極解は、それ以上にもそれ以下にもすぐには届かないという意味で、局所最適な解である。

北の果てに北極があり、白熊(ホッキョク熊)がおり、オオワシが降り立つ梢がある。

南の果てにはテーブル氷河を抱く南極があり、ペンギンがおり、軍事利用も核実験も禁止され領有権は凍結されている。

極地の厳しさを垣間見る季節が冬であり、極地の美しさを仰ぎ見る季節が冬であり、暁闇(あかつきやみ)・薄闇(うすやみ)・長夜の闇(ちょうやのやみ)を感じ取ることの容易な季節が冬であるといえるだろうか。

  にて語を〆(締め)られる言葉


冷たいはずの雪は、吹雪の夜には温もりを感じさせてくれることもある。

白魔と呼ぶにふさわしいブリザードの中で立ち往生した後に、助けられたときの安堵感。
冷たく凍えきった四肢に血流が再開通するときの、くすぐったさと痛みの入り混じった不思議な感覚。


極限ということばには、極にしか存在しない限定された存在感があるようだ。


カナダ・グリーンランド~アラスカ~シベリア~スカンジナビア。
 イヌイット(エスキモー)は極限の寒さにトナカイと犬ぞりと共に住んでいる。

パプア・ニューギニア~ネパール~チベット~アンデスのインディオたち。
 高地の民は、希薄な空気に包まれながらジャングルやデルタを見下ろし暮らしている。

サハラ~サウジアラビア~シルクロードの果てなる黄砂の砂漠。
 砂漠の民は、厳しい神の裁きを信じつつ照りつける太陽から顔を隠し、サソリの毒から肌を守りて生きている。

極地の異国の民に想いは馳せても、それだけではそこに暮らす思いは汲み取れない。


それでもなぜか想像することはできるのだ。

喜びの笑顔を。 怒りの戦(おのの)きを。 悲しみの嘆きを。 安堵のため息を。

そしてそういう思いを馳せるにふさわしい季節に、一番適した季節があるのだとしたら、それは身体を堅く強(こわ)張らせた、この冬という季節に違いない。



自然に季節が巡るように、

こころ模様にも季節は巡る。

春の前に闇を這うような季節があるように、

あきらめ忍びて耐えてこそ味わえる季節がある。


冬日は氷点下気温の時がある日。 それは氷の解ける気温の時間もある日である。

真冬日は氷点下の気温しかない日。 それは固く締まったままに決して濡れない日でもある。


真冬日に猛暑日や熱帯夜の気持ちは思い出せずとも、今の寒さに逃げ出したい思いに溺れてしまおうとも、もっと厳しい寒さに耐える人々が、この地球の上にはきっといることを思い出すのも悪くはない。

 ヒトは他人(ひと)、自分は自分。

そこには決して同じになれない違いがきっとあるのだろうが、同時に決して異なることのない同じ思いもきっとあるのだと思う。


 気分なんて気温と同じ。

いつまでも続くことなどありはしない。 いつまでも変わらない季節など極地ですら、ありはしない。
季節風が風向きひとつで季節を運んでくるように、モンスーンなんてモンスターは、どっぷり浸かって楽しんでしまうくらいで、ちょうどよい。

 気温 - Wikipedia


気温が真冬日の昨日、5万円,16年落ち,走行距離9万3千キロの軽自動車が手元に届いた。
 → 北の夢想科学小説 : Vivio GXの試乗

エアコンのスイッチはあるけれど、エアコンの効かない車のような気がする。

暖房は利くけれど、今のところ、CDを聞けない車であるのは気のせいではない。
 オークションの入札で、CDラジオを入手しようと思っている。

まだ雪に閉ざされてはいないので、自転車にはもう少し活躍してもらおう。

真冬日をやり過ごしたことだし、40日間連続での湯たんぽ生活も、もう少しストーブなしでの記録を伸ばしてみよう。 ガソリン代にするには、灯油代と電気料をケチるくらいしかできないのだから(笑)

脂肪蓄積作戦は(上限近いのか)奏功してはいないのだが、シュラフを積み込んで、万一のエンジントラブル+携帯電波エリア外に備えつつ、雪山撮影の野望を兼ねて北海道内冬季走行へと駆り出してみたいと思うのだ。
by bucmacoto | 2008-11-21 21:51 | wave
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