- 北の空からみなみへ -
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タグ:詩もどき ( 180 ) タグの人気記事
cold stars
2009年 11月 18日
コールを受けた仕事の帰り、下宿の脱衣所兼洗濯室に灯りがあった。
急いで戻っても浴室は使えそうもないので、水溜りが凍る冷たい風の中ではあるけれど、星空を見上げる気になった。 (今朝のしし座流星群は小雪舞う曇り空で見る事ができなかった)

冬空のシンボルともいえるオリオンが、南東の空にすっかり上がっていた。
スバルの星々だろうか、天頂高くに集っていた。
吐息は白く、たなびいた。

交通安全の黄色い旗は、はためいた。

冷たい夜空は、晴れ渡るといっそう寒いのに
どうしてか煌めくほどの美しさを見せてくれる。


こんな夜は、望遠鏡のような大口径レンズと、デジ一眼のカメラが欲しくなってしまうのだ。

こちらは歌謡詞のパッチワーク(詩もどき)
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by bucmacoto | 2009-11-18 22:37 | wave
静雪(習作詩もどき)
2009年 11月 10日
静かなり 雪の音
静寂の銀 冷暗の色 沈み黙す季節
かの形容は しんしんと雪降りつむ
その性質は 儚く淡く消えとけり

秋の淋しさは さわさわと騒がしく
月の出(いずる)は 金色の華やかさ
高きに昇れば金色(こんじき)も 冷め銀色の透明さ
見上げる空は鉛の闇 天界の調は沈黙の音

ふわりふぅわり 軽やかに
そぉっと着弾 雪矢はどこにも傷付けぬ
その優しさ 氷の眷属とは思えぬほど
あわぁく触れて たちまち自らを雫に変える

秋の落ち葉は淋しいけれど
冬に降る雪は静寂なれど
耳かたむけて音
目を凝らして光
ふたつの波動は
漆黒を満たして静謐を彩れり

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by bucmacoto | 2009-11-10 19:33 | wave
西月
2009年 05月 27日
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定点観測地点の日暮れた西空の月。 RAW撮影。 露出時間6秒。
現像時 最低コントラスト 最低彩度 色温度はグレイバランス(白樺の樹皮にポイント)



映り込んだ光が、レンズの中を曇らせる。

移り込みを避けようと、思わず視野を狭める。

頭巾の効果というものに、なるほどと思い当たる。

月の周期は、季節の移ろいを示す。

星の周期には、星霜の隔たりが表れる。

太陽の巡回は、年であり日であり季節である。


僕の鼓動の周期に、秒のパルスは刻まれているのだろうか。
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by bucmacoto | 2009-05-27 22:15 | wave
圧生
2009年 05月 24日
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踏まれて生きる それは強さか

降霜に浮いた麦は 踏まれて強くなり 地に根を張る

か弱いもやしが太くなる そんなエチレンほとばしる

ダン・デ・ライオンの強靭さ 髣髴させるこのライラック

ニッチを抜けて 鎌首もたげ 雨に打たれて 濡れながら

まるで蛇のようなしぶとさを 示して生きる
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nore
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by bucmacoto | 2009-05-24 15:13 | wave
懸濁乳化空気の月夜
2009年 05月 05日
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夜霧に埋もれていた月が

ゆっくりかがやき取り戻す

夜露に濡れてあわいろ桜

揺れては冷やあせ滴らす


聖夜のサンタは天駆ける

月夜の精は霧のなか

懸濁油滴のミルクのように

よたかの鳥はかき回す


ひんやりきつい空気の中に

春風色が溶けている

エマルションみたいに

サスペンジョンみたいに

post at 2009.05/05
last edit at 2009.05/06


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by bucmacoto | 2009-05-05 22:32 | wave
awa-no-gotokuni
2009年 04月 24日
朝日を浴びて、青空の下、ゲレンデは純白なる薄衣

春の雪は、淡い雪

慌てたように消え失せる

花嫁衣裳のベールのように

瞬くあいだに剥げ落ちる

泡の如く バブルの如く

きらめく虹の儚さで

晴れ渡る空の下、淡雪は彼方の冬を、抱きとけつつ

地にしみる、空へと昇る、純白のパウダーの身を透けさせて

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by bucmacoto | 2009-04-24 20:12 | wave
350°快晴に舞う雪
2009年 03月 24日
ちいさな儚い妖精くん
きみは僕の目の前に舞い降りた

仕事から解放されたそのときに
赤黒く錆びた自転車の開錠の瞬間に
ふわりふわりと舞い降りた

頭上のどこにも雲は見えなくて
ぐるりと首をまわしても
きみの母雲は影もない

日中の暖かさが翳ったので
にしのやまかげから山越えしたか
夕暮れの冷たい風に乗り込んだのか

広がる春空その快晴度は350°
海の彼方の水平線まで晴れ上がり
北の果ての北極星まで雲はない

独りできたかなごりの雪
友といっしょか冬の余波
いずこから漂いいずるか

全天のほんの隅に霧のよう
あれはきみの仲間たちか
かき消えそうな霧の雲
あそこに見えるがふるさとか


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by bucmacoto | 2009-03-24 20:51 | wave
for/from Vernal Equinox Day
2009年 03月 17日
春分の日を迎えたなら 秋分から続けている脂肪強化運動を終えよう

春分の日になったなら 自分を省みるよりも素敵な誰かに振り向こう

春分の日で衣替えるなら 厚手のダウンを清拭し革の上衣を洗濯屋

春分の日ははんぶんこ 朝と夕,プラスとマイナス*,水と氷と両睨み

春分の日から 内向きから外向きへ

春分の日より 感謝の回向を自信に変えて

春分の日なら 黄泉の国より地上の空へ

春分の日には 太陽はきっかり東から昇り西へと沈む

春分の日なら 南中高度から自分の今居る緯度が判る
 (天頂から下がった分だけ赤道から離れてる)

春分を祝い 春分に酔いしれ 春分で遊び 春分は呆けよう

春分から体引き締め 春分より気持ち緩ませ

春分にてまっすぐさを確かめる


そう,今のままでは丸さしか確かめられないからね (体型が)♪

*ここに来て5年目の春分を迎える。
 これまでの4回(+1)の春分の日の気温は以下
2005年 最高気温 7.7℃ 最低気温 -1.2℃
2006年 最高気温 2.2℃ 最低気温 -1.3℃
2007年 最高気温 2.1℃ 最低気温 -3.2℃
2008年 最高気温 2.5℃ 最低気温 -2.2℃
2009年 最高気温 4.8℃ 最低気温 -3.7℃ ←追記@2009.03/21


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by bucmacoto | 2009-03-17 02:10 | wave
星と神話と雑記録
2009年 03月 15日
金色夜光の銀の月 星明かり雪明かり天光る

天の岩戸の光の矢 女神の羽を解きはなす

地に捕らわれつつ天駆ける 白き光軌を香らせる


なんとなく、silver moon という単語に反応してしまった ^^; > 満月と衝の土星

土星(サターン)と月天(セレーネ)のランデブーかぁ。。


・・・自分のブログ記事にも参照しようとしたら、例によって誤記してらぁ(苦笑
 > 双美天

土星の英語名は saturn(サターン)、その月(衛星)が titan(タイタン)だよね… ^^;;
地球の衛星の月、木星に伴う4つのガリレオ衛星の次に人類が知った6番目の月がタイタンなのだ。
この発見が、354年前の17世紀の大航海時代(日本は江戸時代で鎖国を始めた家光の次の将軍・13才の家綱の時代)だというから、かなり歴史ある衛星の名である。

今調べて気付いたのですが、タイタンて昔のアニメ=宇宙戦艦ヤマトで前線基地やらあった場所ですね。 アストロイドベルトのことや、マゼラン星雲がかつて銀河系を突っ切ったことなど、あの頃のマンガには宇宙話がいっぱいあったよなぁ。

こぼれ動画
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by bucmacoto | 2009-03-15 02:36 | wave
軽やかな冬から重苦しい春へ
2009年 03月 06日
雪の重さは、厳しい寒さの中では軽くなる。

長靴の足先を踏み入れると、舞い上がるかのように
踏み込む足裏は真綿のよう、きゅぅっと締まって身体を支える
風に吹かれては、舞い昇り 舞い上がり 舞い登る
厳冬の雪は、身に着かない、体を濡らさない、心は澄んでゆく

雪の軽さは、湿った暖かさに重くなる。

べたべちゃと靴を濡らし、裾を濡らし 皮を汚す
頬に当たる微かなしずく、べっとりと纏わり皮膚を重くする
風に溶け、重く 黒く 空を覆い、光を吸い取る
初春の霙(みぞれ)、こころ濁らせ、雪を汚す


これからどんどん暖かくなるわけですが、本格的に春が到来するまでは、雪は時折降りしきります。
彼岸荒れ(春の嵐=暴風雪) とか 台湾坊主(台湾付近に発生し坊主頭のような等圧線を描いて東進する低気圧)とかは、かなりの確率で交通網を麻痺させる暴れん坊です。

そして春の雪は、湿気を帯びて重いのです。 雪かきする人は本当に大変です。 おまけに道路に排水しきれずに深く水溜ると、大型車が2mを超えるような水しぶきを上げて通り過ぎるから、歩行者は戦々恐々として歩くことになります。

 春眠暁を覚えず

という言葉通りに眠さとけだるさに襲われる日々も春の特徴です。
そして若者にとっては新生活の出発点で、恋の季節である春の季節も、それに便乗すると「狂い咲き」よばわりされかねないという。。。 浮かれたつ自然さを横目に、不自然なぎこちなさで振舞うしかないのがちとかなし(ぃゃ・・・自意識過剰なだけじゃね? 笑)


そんな季節に、私の心を慰めてくれる小さな暖かい そして冷たいゆきだるまの物語
サイドメニューに4年間置き続けている再古参リンクです
(この作者のmacoto氏は私と同ハンドルネームなるも全くの別人です)



北の夢想科学小説 : ふたつのShy ~ 照れ/恥ずかしい
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by bucmacoto | 2009-03-06 20:46 | wave