- 北の空からみなみへ -
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そうか。。そうだったのか
2007年 11月 30日
解説!研修医  『平成お仕事広辞苑』弟9回【研修医】

就職時は不思議だとは思わなかったのだが。。。

脳神経外科と小児科のナースに美人が配属されていた訳がいま明らかになった。


でも,ほんとけ?
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by bucmacoto | 2007-11-30 01:10 |   illusion rhapsody
pure, cure, care. (rev. 向回想)
2007年 11月 30日
どうかいつまでも ~ WHITE MEDIAGEphoto by blue_moon_rabbit

まっすぐな瞳で
まっすぐな想い
いつでも包みこむ

まっしろな心に
すみずみ染みる
そんなあなたが大好きでした

時候の挨拶も欠礼を重ねたまま
年月だけが幾星霜も降り積もり
わたしは とうに
あの頃のあなたの年齢を越えました

大人への階段を
のぼり始めた
あの頃


あなたはまだお嫁さんを迎える前で
わたしはまだどんな大人になりたいのかわからずにいて
弱い自分もいつか強いあなたのようになりたくて

いまでは誰も私が弱いだなんて思わないみたいですけれど
本当に苦しい時には必ずあなたを想い出してしまいます

知らないでしょうね
小学校を卒業してから27年過ぎてから
母校のHPをお手伝いした時に
こっそりあなたの今の勤務先を調べてもらいました

ばりばりの熱血教師だったあなたが
養護教諭を担当していることに
最初は驚いたけれど
不思議と腑に落ちるものがありました



白い季節が
今年もやってまいりました

幼かった季節に
今も想い馳せることがあります

まっすぐに立つあなたの姿と
まっすぐに立つ白いツリーと
想い重ねて今年は過ごしてみましょう

おそらくもう退かれる頃でしょう
おそらくもうわたしのことは憶えてはいないかもしれません

いつまでも忘れない
そう思ったわたしは
先生のまっすぐさとやさしさを
いつまでもこころに刻んだまま

ちかちか輝くイルミネーションのように
遠くで居場所を報せる灯台のように
先生の記憶は、私にいつも
初心を呼び起こしてくださいました

真心より感謝を込めて
この思いを、記します

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by bucmacoto | 2007-11-30 00:23 | wave
real age 試行結果
2007年 11月 27日
半年間の禁煙をしてから、再喫煙をしたのが祟ったのか、部屋が寒いと足が痛い。
 真剣に バージャーかも知れない。 とか思いつつ、キセルでシケモクを続けている(をい)

死語ブログパーツ   死語ブログパーツ ← ここを読む年代の方は知っているでしょう ^^;

BMIは肥満領域に半突入し、学生時代は100を切っていた血圧だって、当時より30近くも上昇している。(実は仕事中は、更に+10mmHgもあがるのだ)

だから決して、カラダ年齢は若くもないはずなのであるが。。。
Real Age
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この結果は、ちょっと不思議ではある。

私がする前に、先達が踏み絵を踏んでくれていた w
世祓い : 実年齢
(*^。^*)DEBU少しやめる : 本当は何歳?

英語サイトの翻訳対策もばっちり♪
← 翻訳記事だけは別窓で開きます

Real Age (男性用)
Real Age (女性用)



ところで、この "Real" って言葉。 日本語だと 「実」 って言葉なのだろうが、さて実(じつ)って何かと考え出すとわからない。。。(もう四半世紀ぐらい考え続けている 笑)

真実の/本当の って意味だろうか? < 虚実とかいうなあ・・
実効的な/実用的 って意味だろうか < 英語の effective ですね
方便の/仮の っていう意味の逆だろうか < 権実という分け方をする仏教宗派もあるな

英語の Virtual には 「仮想の」 という意味と同時に、「実際の/本質の」 という意味があるともいうしなぁ。

ホント、コトバってむつかしい。
英語習得はもっとむつかしい。 (本当に英語はだめなbucmacoto)
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by bucmacoto | 2007-11-27 21:29 | wave
報復衝動のルーツ (ライフゲーム回想)
2007年 11月 27日
私の子供の頃は、端境期だったのだろうか。

「やられたら、(2倍に)やり返して来い。 負けたまま帰って来るな。」

という親がいた一方で、

「どんな理由だって、暴力はいけない。 悪いことを増やすな。」

という親もいた。


前回記事にした、ライフゲームはルールを変更することで様々な亜種を生成できる。
私がライフゲームを知ったきっかけの、マーチン・ガードナーのSCIENTIFIC AMERICANコラム 『数学ゲーム』 の中で印象的だった話を紹介する。

 英語の game of life には、前回紹介したコンピュータ・シミュレーション上のセル・オートマトンの他に、カードゲームとしての game of life がある。 日本でも エポック(だったかな?)社の 『人生ゲーム』 が発売されており、楽しんだ方も多いだろう。(実は私は楽しんだ経験がない)
 ライフゲームがごく単純に、孤立していては繁栄できない 過密でありすぎても衰退(あるいは滅亡)する、という様相を示すにの対し、人生ゲームでは臨機応変に状況を判断して 交換したり 協力したり 裏切ったりしながらゲームが進む。
 現実の人生でも、等価交換(たとえば為替),投資(株)などの要素で、ゲーム性が加味されている。 為替は、レートに変動があったとしても、常にゼロ・サムなゲームだ。 一方が損をすれば必ず一方は得をする。 ディーリング業務を行うものは、必ず手数料収入を得るが、これは考慮しないでおこう。
 そして株は、マネーゲームとしての側面だけに限局すれば、win-win 型(株価上昇で利益を得て、さらにその株が人気を集めれば購入者も特になる) の側面と、その反対の lost-lost型(会社自体が潰れたなら株券は紙くずになる)とが混在する。 買って勝って勝ちまくるというわけにはゆかない win-lost 混在型のゲームだ。 この勝ち負け混在のモザイクな様相が、時間的に前後するのが特徴でもあろう(株は将来価値を反映するのが、基本原則である)。

 この勝ち負けの要素を、セル・オートマトンのライフゲームに加味したらどうなるだろう?

 これが ガードナーのコラムにあった内容だ。 具体的には、「協力」 「裏切り」 の選択肢を各セルに与えて、他のセルと遭遇した場合にどちらのカードを切るか選ばせる。
 協力 - 協力 の組み合わせであるなら、両者に +1 を与える。 これは win-win 型
 裏切り - 裏切り の組み合わせであるなら、両者から -1。 これは lost-lost 型
 協力 - 裏切り の組み合わせであれば、協力した側は -3,裏切った側は +3。 これは、ゼロ・サム型だ。
 この条件でシュミレーションを長期間行った場合、生き延びるセルの遺伝子はどういったものになるのだろうか? (各セルは、最初に気質が遺伝子に書きこまれている)

 当然だが、協力関係を結ばない限り、このセルの社会では利益はでない。 全体が潤うためには、win-win関係にもってゆくしかないのだ。
 その一方で、繁栄しているコロニー(セルの群れ)に対して、裏切り戦略で挑むセルは急速に膨張し 協力型のセルを食い物にして繁栄することもある。 ただし 裏切り戦略同士のセルは共存できない(食い物にできる協力型セルがいなければ急速に消耗し滅亡する)。
 それでは、どのような気質遺伝子を持ったセルが勝ち残り生き残れるのか?

 これを、多数の人間が参加するコンペティション形式で競った。 あるプログラマは周囲に存在するセルの個数を分析し自分の戦略を決める "賢い" セルをつくり、別のプログラマは最初は猫をかぶりながら協力し続けるが 周囲が繁栄した時点で一気に裏切りを進め食い尽くした後で衰退しはじめるとまた協力カードを切るようにプログラミングした。
 その結果、最も良好に生き残ったセルは 「最初は必ず協力する。 裏切りを受けたら次は自分も裏切る。 そして協力してくる相手に出会ったなら、次は必ず協力する」 という単純なプログラムであったという。

 これは、因果応報 の戦略そのものではないかと、感心したものだった。
(ただし、初期条件やルールによって、この戦略が必ずしも有利というわけではないらしい)

 現実の社会的生き残り戦略が、どのように進化してきたのかわからないが、このシミュレーション結果は、どんな教義より教条より私には説得力をもつものだった。


ローマクラブ報告 「成長の限界」 がシミュレーションを世に知らしめた最初の大規模報告書だったと思っている。 システムダイナミクス,フィードバック といった言葉が世に溢れていた頃だ。
 実のところ、その世界を垣間見たくて 進学先を電子工学科にしていたのだが、どうも機械相手に一生を終えるのも味気ない気がして直前にひよったのだった(本心では保父志望者 w)。

 この(コンピュータ上の)標準的ライフゲームは、一方向関数の様相を示すと言われる。 現在の要素が決まれば、次の状態は完全に決定論に従う。 しかしながら、現在の状態が決まっても直前の状態は割り出せない性質のものだ。 無限とも言えるほど、パターンの歴史は"ありえる"のだ。(決定論の許す範囲で)

 決定論と確率論,換言すれば 必然と偶然は、コインの裏表になっている(と思う)。

 不安定な放射性同位元素は、半減期に相当する時間が来ればきっかり半分の量になっている。 崩壊(もしくは壊変という)してしまうのだ。 これは決定論的な挙動を示す。
 その一方で、個々の原子が次に崩壊するかどうかは、神のみぞ知る(サイコロ的に決められる)という性質のものだ。 原子にして見れば、次に崩壊を迎えるのが自分なのか、お隣なのかは決してわからない。 つまりそこに存在しているのは確率だけなのだ。

 決定論と確率論を橋渡す単純な例として、もうひとつ私が好きなのは、3体問題だ。
 ビリヤード球が、相手にどの速度でどのような角度でどの位置に当たれば、次の球がどこへどの運動量で動きはじめるかは、高校物理のレベルで(つまり紙と鉛筆で)簡単に計算できる。 これは、2体問題として知られる決定論的なニュートン力学で計算可能であるからだ。
 ところが、並んでいるふたつのビリヤード球に 『同時に』 手玉を当てると、その先にどう転がるかは確率でしかなくなる。 スーパーコンピュータでがしがしとシミュレーション計算(モンテカルロ法)をして、やっと正確な確率分布を得ることができる。 これが3体問題である。
 もちろん、直感的に予測できる 「45度方向にふたつの玉が均等に飛ぶ」 この確率が最も高い。


 そういえば、前々々回の記事で触れた 瀬名秀明 「BRAIN VALLEY」 中にも、ライフゲームが出てくるシーンがあったな。。

 脳の中で行われていることは、現実のモデル化 とそのシミュレーションであるという考えは私には根強い。 人間は機械ではないという言い回しがあるが、個々の脳はシミュレータであるという言いかたを私はしたいのだろう。 それは、ふたつの意味で。
 ひとつは、カオス的な挙動を示す = ほんのちょっとの初期条件や介入条件の違いで、まったく異なる結果に行き着く という点で。
 もうひとつは、現実をコンパクトに投影した世界ではあるが、決して『現実そのもの』(あまり使いたくない表現だが 『真実』 という言葉を充てることもできる)ではないという点で。
 時に現実が誇張され歪曲され無視され、そして時に透徹した洞察を見せる。 それが脳の中で行われている現実の模倣世界であるのだと思う。 人は(そしてその脳は)、機械的決定論に従わないと言う意味でできそこないであり、生命的偶然性に翻弄されながら慣性を失いにくいという意味でよくできたもんだなと思うのだ。


 聖書の解釈を 「右の頬を打たれたら (2倍に返して、それから) 左の頬をだしなさい」 なんて解釈だとかを議論した学生時代って言うのは、シュミシミュレーション能力を鍛える時代そのものだったのだと思う。
関連する過去記事 → 北の夢想科学小説 : internal war

post at 2007.11/27
change categorization at 2007.12/01
last edit at 2007.12/15


スパムなコメントあり、その追記
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by bucmacoto | 2007-11-27 02:15 | duality
game of life
2007年 11月 25日
コンピュータに関心あり、ある程度の年齢の方なら、一度は見たことがあるだろう。
8bit マイコン上などでも実行されていたらしい。
職場のSGI(Octane)ワークステーションのスクリーンセーバーにもこれがある。
ライフゲーム  英名 : Conway's Game of Life

非常にシンプルなルールから、単調なもの~秩序だったもの~無秩序な変化を長く続けるものまで、いろいろなパターンが生成される。
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※ 画像はWikipedia経由で転載したものとGoogle画像検索より拾い上げたもの

動きをちょっと試して見るには (別窓で開きます) → ライフゲーム(FLASH版)
私はダウンロードで走らせてみました(この窓のまま) → ライフゲームシミュレータ
 任意に選びたい場合 → ゲーム: > Windows > シミュレーション > ライフゲーム

ライフゲームは、原爆開発にも携わり、現代のコンピュータ(ノイマン型)に理論的な裏付けを与えたことでも有名な J.V.Neumannが考案したセル・オートマトンの一種。
 ライフゲームは2次元セル・オートマトンだが、1次元セル・オートマトンには典型的なフラクタル図形(シェルビンスキーのガスケット)を示すものもある。 また ルール110は(万能)チューリングマシンと完全に等しいとも言われる。 (wikipedia上では証明済みと記載)
 ルール110には、1/fゆらぎ がある。 またセル・オートマトンに対し遺伝的アルゴリズム適用した場合の挙動なども注目されているらしい。

私がライフゲームを知ったのは別冊日経サイエンスの数学ゲーム中だったはずだが、M.ガードナーだったか、A.K.デュートニーになってからか忘れてしまった。
今回のダウンロードしたライフゲームは、最大32000×32000セルサイズだが本来のセルオートマトンは無限平面上に展開される。 もちろん無限領域を有限資源で表出することはできない(再帰定義やページングは無限領域とはちょっとだけ異なる)。幸いトポロジー的にループさせることができるようになっているので、端の領域でルールを否める必要はないものだった。
上下をつなぎ(上からはみ出たセルは下から湧き上がる)、左右をつなぐ(右へはみ出したら左から出てくる)と、それはトーラス型となる。 トーラスとは、(3次元での)ドーナツのように、穴の開いた形の表面(2次元曲面)のことだ。

 ふと思ったのだが、上下を先に結び左右を後に結ぶと横長のドーナツができる。
 その一方、左右を先に結び細高い筒にしてえいやっと向こう回しに輪にするとタイヤができる。

どちらを先にしても、プログラミング上も 平面の住人も、変わりがないのに高次元での形状はかなり変わる場合があるのだな。 と、こう思った。(正方形なら同じだが縦横比が1から外れると)
そんなことを考えていたら、トーラス形状に穴を空けて裏返すことができるか? という問題を学生時代にやったことを思い出した。 答えは、(穴から穴を通すことは)できる。
 しかし頭の弱い私は、しばらく・・・小一時間ほど・・・図と格闘しながら うろうろ歩きながら やっとできたものだった(^^;)。
この(ドーナツに空けた穴からドーナツの中心にある穴を引き抜く)イメージを最初に考えた人は、確か盲目のひとだった。 < もってまわった(目の見えない人)の言い回しを敢えて避けてます
盲目である人が、視覚を駆使してすら困難なイメージを最初に考えることができたと言うことも驚きだが、音楽となると盲目のミュージシャン・アーチストは数多い。

長らくはまっていた ゲーム Desktop TD(11/4,10/1,9/24)でようやく 8000点にたどり着いてほっとした。 なにせ一段落するまで止められない。 そういう気性ってのもこういう場合に困ってしまう。 時間銀行への貯金時間は、高校や大学受験時の時間を絶対に超えていると思う。 ま,比較する元数字(受験勉強時間)が著しく低すぎるからそう言い切れるのであるが。。。(苦笑)

盲目のブラックミュージシャンとして双璧をなすのが、レイ・チャールズとスティービー・ワンダー。
2ヶ月ほど前に、DVD 「Ray」 を見ていた。 今日は、Gyaoの昭和TVで STEVIE WONDER 「キー・オブ・ライフ」 製作ドキュメンタリーを見ました。
あの頃は、アース・ウインド・アンド・ファイヤー とか ちょっと前の オリビア・ニュートンジョン や エルトン・ジョン とか流行っていたっけなぁ。。。(老眼にて)遠い目

そういえば、どうして英語がわからないのに歌なら歌えたんだろう?
相変わらず英語がわからないながら、専門分野とプログラミング用語とゲームの表記くらいなら実用上は困らないようになったっからよしとしよう < よいのけ?

Desktop TD 最終ログ画像
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by bucmacoto | 2007-11-25 04:58 | wave
眠りながらかえりみる
2007年 11月 23日
何もかもうまくゆかないと
そう思える夜には眠ってしまおう

何もかもうまくゆきすぎて楽しい
そんな夜にも心しずめ眠ってしまおう

何ひとつ忘れ物がないようにと考えたところで
たったひとつのメモリーに入りきるはずもない

唯ふたつだけを忘れないように心がけて
きちんと食事、きちんと睡眠 (排泄はもよおすに任せよう)

眠りの中でも脳は仕事をしてくれる
外界の管理はできずとも
こころの内は片付けようと


前回の記事で 750記事だったようです。
反省とまではゆかなくても、かえりみる ── 省みる(自分を振り返る) or 顧みる(足跡を振り返る) ── ことでももしてみましょうか。
50記事間隔で拾いあげてみます。

500~700 interval 50
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by bucmacoto | 2007-11-23 23:54 | wave
脳の中の幽霊 PHANTOMS IN THE BRAIN PROBING THE MYSTERIES OF THE HUMAN MIND
2007年 11月 20日
1st. written at 2007.11/20 0:14
last edit and open at 2007.11/21


脳の中の幽霊 V.S.ラマチャンドラン, サンドラ・ブレイクスリー著 ; 山下篤子訳 -- 角川書店, 1999.7, 333, 71p.

相変わらずこれを、行きつ戻りつしながら読んでいる。

私の科学的バックーボーンとなる知識は、脳~こころ に関しても日経サイエンスの本である。
 心理学・人類学・考古学
 医学・生物学
他にミステリー仕立てで面白く読みやすいながら科学的整合性もあったBRAIN VALLEYもある。

一方、こちらラマチャンドラん博士の方は 臨床症例集とも呼べる珍しい例が満載でありながら、本のはじめの方に誰もができる心理学実験(網膜~盲点)などがあり、すんなり入っていける感じだ。
豊富なエピソードが興味深い。

読み進んで第十一章 「双子の一人がおなかに残っていました」 では想像妊娠について書いてある。 また二重人格・多重人格症例に関しても触れられている。
 幻の妊娠(phantom pregnancy)に想像妊娠(pseudocyesis : シュド psudo- は にせを意味する 例 pseudolumen : 偽腔 < 真腔に対する反語という名をつけたのは、幻肢(phantom limb)の名付け親と同一人物(サイアス・ワイアー・ミッチェル博士)であるそうだ。
 1700年代に200人に1人もあった想像妊娠が、現在では1万人に1人にまで減っていること。
 さらに想像妊娠の臨月(!)までの経過が記載されている。
 想像妊娠中は、月経が止まり、おっぱいが膨らみ、乳首の色素が増え、つわりがあり、妙な食べ物が欲しくなり(異食)、おなかが次第にふくらみ、『胎動を感じて』、陣痛にまで至るという。 また、必ずではないが子宮口の拡大にいたることすらときどきみられるらしい。

 願望や思い込みが錯覚だけにとどまらず、実際に身体に変化を及ぼす例はさまざまにある。
 花粉症でバラの花でくしゃみが止まらなくなる人は、そのうちに(花粉も匂いもない)バラの写真に対して花粉を誘発されるようになる場合がある。 それでは、クスリと同時に適当な刺激を与えたらどうなるか? 例えば、抗ヒスタミン薬とかステロイド噴霧と同時に、ひまわりの造花を見るようにしたら、いずれは発作時にひまわりの造花で発作を止められるのではないのか?
 これをラマチャンドラン博士とは別に、ラットで実験した例が書かれている。 吐き気(そして免疫低下)を引き起こすクスリと甘味料のサッカリンを同時にラットに与え続けたなら、ラットはサッカリンに対してどういう反応を引き起こすようになるだろうか?
 結論を言えば、ラットは(無害な)サッカリンに対し忌避する反応(つまり吐き気)を示すようになると同時に、さらに免疫活性の低下も見せるようになったのだそうだ。

 条件反射を使って、無関係なものを関連付けるという手法は、教育・宗教・洗脳などあらゆる教え込みで使用される方法だが、精神的な成り立ちが免疫系(ここは無意識の領土とも思える)に支配的な影響を及ぼすことは面白い。
 ※ ただし博士は、「心が不治の病を治す」 という考えには相当に懐疑的であると明言する

 このような、人間の心理~身体の関係をざっと把握する入門書として、私が以前読んだものからひとつ上げるなら、
  脳と心のミステリー 心はなぜ病むのか:日経サイエンス
 研究発展中の分野なので教科書的ではない(最新知見からすると解釈に疑問なものもある)が、総じてこなれた読み物でありながら科学的に妥当と思います。 個人的に推奨します。


ほかにも、先の記事で触れた幻肢、瀬名のBRAIN VALLEYでも触れられていた側頭葉てんかんと宗教体験(神や宇宙との一体感)など、興味尽きない話題が満載。
それらを平明にひも解き,そして実験による検証を添えられた本書は名著であると思います。

 よし、これはライフログに入れておこう ^^

このラマチャンドラン博士は、ユーモア・エスプリのセンスもよい。
進化心理学(以前は社会心理学と言われていた学問の流れを汲む)の 「実験的に検証困難な命題を仮説として提出すること」 に対する風刺として、ある日の午後に書き上げて提出した説をmore欄に引用紹介したい。 これはつまり学術的裏づけのない俗説として書いたものだ。
 なんとシャレで出したこれが、提出先に受理されてしまったというのが笑えた ^^
 この方は リチャード・ドーキンス氏と違い、宗教界に挑発的な態度をとらない方のようだが、もしもドーキンス氏のような "率直さ" で宗教的な諸説に風刺をしたらどんなものが読めるのか興味がわいた。

more
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by bucmacoto | 2007-11-20 00:14 | quote/data
寒さ厳しき小雪まえ
2007年 11月 18日
 初雪からのちしばらく雪も降らずに、比較的暖かな日々でしたが、小雪(しょうせつ)を目前に、寒さが到来しています。
 この数日は、雪が舞い降るのを見るようにもなりました。

 昨日は職業上の集まり(談話会 正式な勉強会ではない)があったので、ここに着任してから初めてレンタカーで参加しました。 本当は土曜勤務終了後すぐにレンタカーを借りたら、6時間で返却できると踏んだのです。 が、残念ながらレンタカー営業所は冬時間に突入しており、24時間借りなくてはなりませんでした。 せっかくだから白銀の大雪山を撮影に行こうと思いましたが、寝坊しました。 まぁ、天気予報が悪かったので諦めていたのです。 なのに、目を覚ましたときにちょうど陽が差し込んでおり 「しまった」 と思いました。

 なのでコンビニ前の水溜りで、立冬終盤をしのびましょう(たはは)。
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 まだ氷が張るのは早朝に限られている。 寝坊の私はほとんど見ることもない。
 今春に購入した冷蔵庫の霜取りをした。 さすが一万円でおつりがきた製品。 ごっそりとれた。
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 驚いたことに、10時間放置してまだ下宿の流しに溶けきらないで残っていた。
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やはり今日は寒いのだ。

逆行性写真録
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by bucmacoto | 2007-11-18 22:53 | wave
2年9ヶ月で2万アクセス
2007年 11月 18日
ブログのユニークアクセス数が累積で2万になりまする。
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千日で2万ということは、ざっと均すと、毎日20人程度の方がこのブログに訪問してくれたのだ。

ありがたいことだと思う。


まあ、ありえない数字の日もあったから実際はそれ以下なのだろう。 参照例 → (?_?)
それでも、ありがたいことに変わりない。


そういえば、ネームカードのページビュー数は、相変わらずユニーク数より少ないカウンターの日があるようだ。
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 ネームカードの記録ログを右に →
 11月16日(金)・17日(土)はビュー数の方が少ない!
 16日なんて訪問者の半分だ。
 つまり…せっかく訪問下さったのに、読まずに帰られたらしい (苦笑)

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 こちらがレポート部分 →

こんなどんぴしゃりのキリ番レポートを書けるってのは、アクセス数が少なく、私にヒマが多いせいだろう。 お、ちょうど2万人目が訪問された。
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毎日数百アクセスあるような人気ブロガーさんには、こういった真似はできまい w

ふふん♪ 勝ったな。。。(なのか?)
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by bucmacoto | 2007-11-18 20:41 | particle
のうのしくみ (夢想を回顧し重ねる)
2007年 11月 17日
脳のしくみを子供にどう教えたらいいかと考えてた時期がある。 5年ほど前だ。

こどもむけなのでひらがながいいだろう < こう思った
あとからより詳しく知っても正しい解剖学と齟齬をきたさないように。
位置と機能とをざっくりとひとかたまりで理解できるように。

そうして、考えた結果が。

さのう(左脳) : ことばのう 優位脳 照合脳
うのう(右脳) : くうかんのう 全体脳 再構成脳
ほんのう(本能のもじり) : きもちいいとわるい 自動調整脳
 ふくのう(腹脳 = ほんのうの体幹部) : おなかのなか むかむか・ごろごろ・ぐにゅにゅのところ
 のうしん(脳心 = ほんのうの中心部) : こころのなか どきどき・わくわく・きゅうっとするところ

という感じだった。(たしか最終的に7ユニットにしたのだがすぐには思い浮かばない
まあ半ば数合わせだった気もする < metaな要素っていくらでも積みあがるから w


アメリカで、「脳の十年」 が 「ガンの十年」に続く形で重点研究されたのは1990年代。
20世紀初頭にフロイトが精神分析(フロイト自身は心理学のつもりであり臨床家を自覚していた)によって、かなりの曲解を含みながらも脳の中でどういうメカニズムが働いているかをモデル化してから、もう100年になる。

フロイトの業績には批判や嫌悪を示す向きも多い。 (私もかつてはその傾向があった)
だが、赤ん坊が初めて母の乳房を口に含み満たされ、おむつの汚物にまみれた不快さに泣き、保護者の手によってそのいやな匂いと汚さから開放され「快」と「安心」とを学習するのだという発達心理学の基礎は彼の功績でもある。 < ネーミングは 口唇期・肛門期 とおどろしいが(笑)

そして遺伝子の物質的基盤として DNAが同定されたいま、これまでの一卵性双生児(これは遺伝的素因が完全に等しい天然クローンで生育環境も類似することが多い)の研究などと整合する脳の科学的研究が行われるべきだろう。

 遺伝子と飲酒依存とのつながりを探るサイエンス記事
 遺伝子が教えるアルコール依存症のリスク

引用(ISSN 0917-009X) 日経サイエンス200707 page34
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by bucmacoto | 2007-11-17 00:32 |   retro/post