- 北の空からみなみへ -
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inspiration vs. evidence
2006年 10月 31日
※ この記事では参照する全リンクについて、別ウィンドウで開く設定としています。

 二項対立的に物事を見ようとするのは、神経細胞の興奮特性(全か無かの応答)に起因するのかもしれないという説は幾度か目にしました。
 そのような特性を、神経細胞レベルの応答特性から類推することは 短絡的な結論付けを招きかねないことでもあります。 けれども深く(あるいは入り組んだ物事を解きほぐしながら)論理的に考えるために、「神と悪魔」 「善か悪か」 あるいは 「白か黒か」 といったシンプルさに立脚しなければ多くの人に浸透する考えとして提示しにくいことも、これまた事実でしょう。 集合要素を図示するかのような簡潔で奇麗な論理に触れたときには、憧れをかき立てられるように感じるのは私だけでしょうか。

 自分でなければ他者 → 自己と他者との対比 → 利己主義 vs. 利他主義

 このように排他論理の多くは、対極として提示され対比されることで明確になります。
 そして同時に、その要素の中間や重なりに言及することで、無理のない自然な論旨を紡ぎ出すものでもあります。
 対極を示すことで、AでないものをBとする → 非AであるからBである → Bであるなら非A といった、循環と往復とを行きつ戻りつすることで論理の妥当性を検証することを可能にしているように思えます。

 理系(数学科学系) vs. 文系(社会文科系) とを対比するのはよく目にします。 私がこのブログを持つ以前、で展開していた検討内容などは、それぞれの魅力的なお人柄とあいまって興味のつきない展開でありました。

 そこのコメント欄に、このような 「おばか⇔さかしい」 というコメントを寄せた記憶があります。
 Commented by macoto at 2005-02-02 22:19
触発されてしまいました w
そこで 直交しそうなベクトルで もうひとつ、双極軸を 考えてみました。

おばか ⇔ さかしい

 理系/文系=0/100 ~ 50/50 ~ 100/0 まで いろいろありますが、
 おばかであるか さかしい者かには 関係しない(独立変数であろうかと)
 ↑ 小さかしい表現であると思われてしまうかも ^^;

 Commented by absinth at 2005-02-04 01:45
> macoto さま
ありがとうございます!!
なるほど。おばか/こさかしい という直交軸を考えることによって、理系・文系という類型に、価値のベクトルが導入されますね。

というか 一般に使われている 理系・文系 のベクトルは 純粋な 理系・文系 という軸と 価値判断を含むこのベクトルに分解されるのですね。そうかんがえると分かりやすい・・

 こういう別な軸を持ったり、別な切り口で見直すくせが私にはあるようです。 そういえば小学校の参観日の後で 「お前は先生の話の途中で、いつのまにか自分の考える世界へ行ってるんだねぇ。 途中から上の空って感じでさ。」 と、母から言われたこともあります。

 そんな別の切り口のひとつが、上のコメントにした 「おばか vs. さかしい」 というものですし、後に(他人にはわけが分からないかもしれない)記事にした 「極座標 と 直交座標」 であったりします。

 議論の途中にこういった観点を持ち込むことは、ディベートの精神からは望ましくはありません。 それは議論を混迷させる危険や、決着(勝負?というほうがピンときますか)を決定づける印象を薄めてしまうからです。
 それでも、(たとえば自分が明白に優位な決着が目前でも)さいごの隅っこまでつつき合う ── いわゆる議論・討論・ディベート ── に耽溺するよりも、両極の共存を模索するような方法に惹かれてしまう傾向は、まさしく死んでも治らないのではないかと思うのです。
 対話というのは、議論の遡上に上らないような取るに足らない小さなことや、自分で自分をいつのまにか無意識に縛ってしまって見えなくなっていることなどを、少しずつおぼろで不明瞭な形から明確なカタチへと切り出すよい手段だとおもうから。。。

 ただひとつ、小さな誇張を積み重ねて大きなうそを信じ込ませるような手法を感じとると、かなりアツクなる癖があります。 それが正義の怒りならカッコイイのですが、ヨワっちいヒーローってのはどうにもさまにならない。。 というかなにが正しいのかを模索して堂々巡りしているうちにお墓に入っていそうだと思ったりもします。

直感と現実と
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by bucmacoto | 2006-10-31 08:04 | duality
1.8℃の朝
2006年 10月 30日
呼び出しされて仕事を終えたら、外は明るくなりかかっていた。
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5:12

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5:33

早おきな犬は吠え出し
家の台所には明かりが灯る
勉強部屋らしき部屋にはまだ明かりがついたまま

私は、もいちど眠るのだ。  二度寝するやつは寝(い)ぎたないかしらん。。。
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by bucmacoto | 2006-10-30 05:58 | wave
どんぐり ほらほら
2006年 10月 29日
誰が並べた どんぐりおやつ
大きな枯れ葉を お皿にしたよ
とんと山盛り たくさんたくさん 召し上がれ
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リスをもてなそうと思ったのか
それともただただ夢中に集めたのか
楽しい気持ちだけ添え残っておりました

小さな視線で見上げると
春咲く黄色い花とおんなじおはなが
冬の手前で咲いていました

自転車で走り抜けると汗ばむほどに、
暖かかった土曜の昼下がりでした。

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by bucmacoto | 2006-10-29 23:16
sky in deep fall
2006年 10月 29日
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鱗にも見える雲がたなびき 走り抜けたあとにはお月様。

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冷たい朝をいくどかこえて それでも暖かな夕暮れがある。

midnight call 呼ばれて走る。

midnight bell 明日に向かって。

midnight ring 霜日こえて 虫の声。


この後の時間帯ではコンパクトデジタルカメラでは追えないので、此方を参照 → Moon 反射鏡
(コバンザメ手法で 手抜きかも ^^;)


霜で凍てつく朝を越えても、秋の虫はまだがんばって声を上げています。
りりり りりり と最期の力を響かせて。 命の残る限りにと。
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by bucmacoto | 2006-10-29 02:02 | wave
Black Kite
2006年 10月 28日
和名:トビ (左リンクは環境省 環境省猛禽類保護センターコンテンツの一部です)
学名:Milvus migrans
英名は黒い凧を意味する言葉。
ワシタカ目タカ科(猛禽類)
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 猛禽類といえば、空の覇者というイメージがあります。
ワシ・タカ・ハヤブサフクロウは、空の食物連鎖の頂点に君臨するともいえるでしょう。

 その一方でほとんどの大型種は絶滅に瀕しており、日本で観測される29種中にも レッドリスト掲載種があります。 CR=1種, EN=3種, VU=4種。 これらは絶滅危惧種とされています。
 それら種としての生存が危ぶまれる仲間でありながら、このトビという鳥はどこにでもいる いわばありふれた存在です。 強いわけではありません。 カモメと魚を奪い合って敗退することもあります。 営巣中でハイテンションなカラスに追い回されて逃げて行く姿も目にします。 そんなヨワっちい性質だからこそ、あるいは生き延び繁栄し続けているのかもしれません。

 オオカミもライオンもトラも、ほとんどの陸上の猛獣は今では絶滅種か保護が必要な種となっています。 食物ピラミッドの頂点に君臨する存在というのは、底辺の膨大な動物群に支えられて存在しているから、それらの構成が(ヒトによる自然への干渉などで)激変するとひとたまりもない そんな危うい平衡の上に成り立っているのでしょう。
 そう考えると、君臨している状態と言うのは、依存している状態に他ならないのかもしれません。
 アメリカ合衆国国立公園では一度は駆逐されたオオカミを、カナダなどから再導入したといいます。 そのようにピラミッドの頂点に捕食者が存在するほうが、シカ類など草食動物の過剰な繁殖による植生の荒廃を防ぐことが出来るというのが理由のようです。

 田舎の空ではありますが、やはり最も繁殖しているのはカラスです。 数は多いのです。 しかし肉食のより強い鳥たち ── カモメとトビ ── に挟まれて、カラスの天下とまではならずに済んでいるのかもしれません。 たとえカラスが神様の使いだったというがあるにせよ、強すぎる縄張り意識とやわな体で数にものを言わせるかのように空を埋め尽くす姿は、あまり私の好みでありません。***

 豊かな地球に支えられて繁栄したヒトという種は、いまでは猛禽を 猛獣を そして環境を保護する責任を自覚しつつある段階になったのでしょうか。 例えその歩みが遅々としたものであろうと、三歩進んで二歩下がるようなもどかしいものであろうと、そのような力を自覚した行動をするならばそれは責任の言葉にふさわしいのだと私は思うのです。
post at 2006.10/28
last edit at 2006.10/29


***(R15指定 理由:残虐 かつ 陰湿)
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by bucmacoto | 2006-10-28 20:06 |   retro/post
frost autumn leaves
2006年 10月 27日
霜を英語でどう呼ぶか知りませんでした。
 frost : フロスト
なのですね。。 ケロっ具のコーン・フロストって、そういうことですか。。

今朝は早出しないでよかったので、ゆっくり出勤して8時半(アメダス気温3度)での霜模様。
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round leaves and sky
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by bucmacoto | 2006-10-27 23:59 | wave
frozen leaves
2006年 10月 25日
今朝は霜が目にとまった。 自転車を停めて撮ってみた。 カラーがおかしいのでグレイスケールに。

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bucmacoto

冷たい空気は夜空の星を輝かせ
美しさとひきかえに
厳しさをふりおろす。


今日の日記
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by bucmacoto | 2006-10-25 20:04 | wave
なんなんだ~このTB!
2006年 10月 24日
気持ち悪いから即刻削除したけれど。。。

タイトル : 308650 Blog Verification
308650...more

どうやってこういう、TB Ping 飛ばすんでしょうね。。。
 ↑ 意図なんて考えるだけ無駄だから、愉快犯なのだと思っておく。
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by bucmacoto | 2006-10-24 20:25
不幸を忘れる幸福
2006年 10月 24日
今日の朝は氷を見た。 今日は早出の仕事があったというのに、思わず自転車を停めて撮影した。

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失くしたものを嘆くより、
残されたものを大切に、
それが生きることだから。

 これは、いつか目に触れた碑文の台詞である。

log
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by bucmacoto | 2006-10-24 18:43 | particle
Snowball Earth (習作)
2006年 10月 23日
 卑金属(金銀等の貴金属以外のありふれた金属)から、金を得るという夢は中世錬金術師達によって様々に試された。 そのどれもが失敗(または捏造)に終わった。 しかし、その無謀な挑戦は 医学・工学・治金術へと波及した。 本来の目的とは別に生じた副次効果が、目的達成効果より大きかった好例であろう。

 ルネサンス期を端諸とする現代的な科学思想は、20世紀を迎える頃には、古代ギリシャから脈打つ原子論をほぼ完成させた。 原子模型周期表もまやかしのない明快なモデルだった。
元素はそれ以上分割できない。 ⇔ それ以上はもう分けられない単位を原子と言う。
中世世界に蔓延していた、無から何かを生み出す力を(神の似姿である)人も持っているかのような感覚は、錯覚に過ぎないことが明らかになった。 こうして、銅やニッケルや鉛といったありふれたものから純粋な金を生じる望みは絶たれた。
  • 厳密にはさまざまな核反応によって金を生じる事は出来る。 ただし放射能をまき散らす放射性核種の金(Au195,Au198,Au199)と、放射能のない安定同位体(Au196,Au197)とを分離することは非常に困難であろう。 金は化学反応しにくい=イオン化傾向の小さい金属である。 王水にしか溶かせないほどに。


 天然の原子核反応は、宇宙では茶飯事であるが、その生産物が生命体の年代測定に役立っている。
 地質学的には、ウランのような崩壊系列同位体比を調べることで(そのような鉱物が含まれてさえいれば)推定が可能である。
 しかし生物の生きた年代を推定するのには、そのような鉱物が全く含まれていない土壌中に埋もれていても可能な方法がある。(もっと言えば、真空中に安置されていようと計算できる)

 高空にあるオゾン層が、フロンガスによって破壊が進む(正確にはオゾン分子=O3が酸素分子=O2へと分解する触媒になる)ことがわかり、同時期に衛星による観測によってオゾン層の量的半減が観測されて、世界的にフロン類は規制された。(同様な化学物質で消火剤にかつて多用されたハロンも フロンに勝るオゾン破壊能があるために後に規制された)

 地表ではほとんど観測されないオゾンが高空には大量に生成する理由は、宇宙線(主に太陽風)による電離作用によって、分子が解離する(裸の原子状態=プラズマになる)ことによる。 紫外線はいわば低エネルギーエックス線といってもよい。
 また、このような軌道電子の結合エネルギーの水準(化学的と呼ぶ)以上の高エネルギーな宇宙線も存在している。(原子物理的な作用力=核反応を生じる水準=と考えても可)
 このような高エネルギー宇宙線よって、高空に存在する酸素や窒素といった大気中原子は色んな核反応にさらされることになる。 質量数16の安定酸素原子は、陽子吸収→アルファ崩壊して、質量13の窒素(N13)になる。 簡潔に示すと O16(p, α)N13. 窒素13(N13)は放射性であり、陽電子崩壊(β:99.8%)または軌道電子捕獲(EC:0.2%確率にてelectron capture)で炭素13(C13)へと崩壊する。
 質量14の窒素原子は安定同位体だが、中性子吸収→陽子線放出して、質量14の炭素(C14)になる。 簡潔に示すと N14(n, p)C14. この炭素14(C14長半減期型の放射性物質であり、ベータ崩壊(β:100%)して、窒素14(N14)へと崩壊する。(元に戻る)

 太陽活動や、地磁気・気象により多少の変動は存在するものの、常に安定した放射性炭素原子が地球大気には供給されていることがここからわかる。
 そして全ての大気中の炭素は、植物の光合成によって生命体活動に不可欠な物質となる。(有機物という言葉の古い定義には、炭素化合物の意味がある)

 こうして、生きて生命が活動する間は、大気組成と同じ炭素同位体比をその体内炭素に有している。 食物として炭素を取り込み、呼吸によって酸素と結合させ燃焼し、二酸化炭素(炭酸ガス)として大気に還す。 生きている限りそれを続けている。(煙草を吸っている間はさらに多い・・・けれど早死にすれば炭素量としたらチョンチョンだろうか)

 生命活動が終了してからは、新たな供給がないので放射性炭素14の比率は下がる一方である。
 その含有率は生前の状態を100%とすると、50%に半減するまで、5730年を要するのだ。
 死後1910年経過すると、80%. 死後3820年経過で、63%.
 死後7740年経過すると、40%. 死後9550年経過で、32%.
 死後1万1460年経過すると、25%. ・・・
 死後に約5万7300年が過ぎて、10%. ・・・
 57万3000年が過ぎると、比率は1%にまで減少する。
 ※ 上記はおそらく、工業高校出身者や 計算尺を使用した世代あたりが得意な暗算だろう。

 そのような太古から綿々と営まれた生命活動の98%近くが、途絶えた時代があったという。
青い地球の海洋が赤道に至るまで氷に覆われ、緑の大地が白い氷雪に覆われた時代が。
地表の気温がマイナス50度にまで凍てついた時代。
先カンブリア期の大型生物群を一掃し、生物門のほとんどを網羅するカンブリア爆発 の呼び水となる、地球史上もっとも厳しい氷河期
それを、全球凍結 - Snowball Earth という。

背景画像(全球凍結イメージ像)は、スノーボールアース - Wikipediaを原典としてグレイスケール化jpeg圧縮したものです。

全球凍結という論文を日経サイエンスで知ってまだ十年にも届かない。
しかしこの仮説は、私の中で 「恐竜の進化形態=鳥類」 や 「ユカタン巨大隕石(ディープインパクト)による6500万年前の恐竜類最終絶滅」 と同じぐらいに有力な仮説として息付いている。
少なくとも、エーテル仮説やネッシーの巨大生物存在説よりは確かっぽいと思えるのだ。

参考資料(順不同)
 アイソトープ手帳 10版:ISBN4-89073-125-3
 氷に閉ざされた地球:日経サイエンス
 スノーボールアース - Wikipedia
 技術0 - 科学と技術の諸相 ← おきにいりすと からHPへ行けます。

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by bucmacoto | 2006-10-23 23:22 |   pre/pro