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70年代われらの世界 ~ 青い地球は誰のもの
2008年 08月 17日
先日の1972年で触れた、ローマクラブ報告「成長の限界」にあったフレーズだったと思われるのが、「宇宙船地球号」。

テレビのチャンネル争奪闘争(3人で各々二時間の枠を奪い合う)がまだ科せられていたから、アニメや人気ドラマで目いっぱいだったはずだったが、どうしてか NHK 「70年代われらの世界」 にハマって見ていた。
もっとも不定期放送だったし、社会派の番組だったので枠外で多めに見てもらっていたのかもしれない。(ようはごまかし枠であったわけか 笑)

NHK広報資料NHKテレビ番組の50年-HISTORYによると、1970年~1974年の間に47回を数えるという。
しかし、NHKアーカイブス(保存番組検索)
1970年04月29日  70年代われらの世界 アメリカデニスヘイズの場合
1970年04月29日  70年代われらの世界 ヒッピーの帰郷
1970年04月29日  70年代われらの世界 卒業の総括
1970年05月27日  70年代われらの世界 地球管理計画
1970年06月24日  70年代われらの世界 未踏社会への道
1970年08月26日  70年代われらの世界 老後
1970年08月26日総合70年代われらの世界 第5回 老後
1970年09月30日  70年代われらの世界 台風への挑戦
1970年10月28日  70年代われらの世界 戦争・友好そして…
1970年11月25日  70年代われらの世界 0歳からの出発
1971年01月27日  70年代われらの世界 アメリカ 1 新しい価値の探検
1971年02月24日  70年代われらの世界 アメリカ 第2集 その未来への挑戦
1971年03月31日  70年代われらの世界 18億人の中で考える ~アジアと日本~
1971年05月26日  70年代われらの世界 一万日教育計画 1・2(6月30日放送)
1971年06月30日  70年代われらの世界 一万日教育計画 1及び2
1971年10月27日  70年代われらの世界 医療の未来
1971年10月27日  70年代われらの世界 医療の未来 ~アメリカ,イギリス,スウェーデンの医療制度~
1971年10月27日  70年代われらの世界 医療の未来 ~スウェーデンのシステム医療~
1971年10月27日  70年代われらの世界 医療の未来 ~人工腎臓~
1971年11月24日  70年代われらの世界 豊かさへの道 ~熱帯からの報告~
1972年01月26日  70年代われらの世界 連帯の条件
1972年04月27日総合70年代われらの世界 宇宙船地球号
1972年06月29日  70年代われらの世界 生命の制御 ~その科学と倫理~
1972年08月15日  70年代われらの世界 平和への道標 ~1930年代の世界~
1972年10月05日  70年代われらの世界 あすのための資源
1972年10月26日  70年代われらの世界 男と女 ~くつがえる神話~
1972年12月21日  70年代われらの世界 人口爆発
1973年01月25日  70年代われらの世界 36億の中の1億
1973年03月22日  70年代われらの世界 放送と社会
1973年03月22日総合70年代われらの世界 放送と社会 情報化時代への動き
1973年04月26日  70年代われらの世界 高度福祉社会の像
1973年05月31日  70年代われらの世界 心 ~不安の原点をさぐる~
1973年06月28日  70年代われらの世界 未来の家族
1973年08月15日  70年代われらの世界 アジアと日本 ~経済援助の側面からのリポート~
1973年08月30日  70年代われらの世界 地震と大都市
1973年10月25日  70年代われらの世界 航空その安全と環境
1973年11月29日  70年代われらの世界 都市と廃棄物
1974年08月01日  70年代われらの世界 食糧 ~しのびよる不安~
1974年12月06日  70年代われらの世界 自治と住民
1975年01月30日  70年代われらの世界 日本・この5年 1970~1975
1975年06月26日  70年代われらの世界 原子力発電 新しいエネルギーの選択
1975年07月31日  70年代われらの世界 西ドイツと日本
1975年11月27日  70年代われらの世界 大学卒 ~高学歴社会と職業~
で確かめるとなぜか43件のヒットだった。
それに一時間番組を同一日に3連で放送記録となっていたり(これは初回なので、あり得ることかも知れない)、同一としか思えない 「老後」 の回が同日に総合・教育の二回放送されているように見える記載である。

NHKアーカイブのような機関でもミスがあるのかなぁ ^^;

あら捜しはともかく、この番組は小学生が見ても惹き込まれるような魅力があったように思う。 そしてタイトルをざっと見るだけでも、環境汚染(公害)~資源~社会格差~人口問題~医療~災害への危機管理・・・現代の問題点がほぼ網羅されている。

今でも当時の人口問題のくだりなどは記憶にある。 世界人口が50年後の2020年には当時の36億とかの倍になり、さらに2050年を過ぎる頃には100億超という推定で、地球狭しと人間が溢れかえるイラストアニメが放映されていた。

そして日本の高齢化社会についても触れられていたように思う。 いつの頃からか、私の年金イメージは、「掛け金を払うだけで、さほど貰えるとは期待出来ないもの」という具合になっていた。

そして経済とは、カネを生むための仕組みではなくて、カネを生かして何かを支え誰かのためになる仕組みでないと破綻を招くという感覚も持つようになっていった。
おそらくこの時期のことだろう。

ローマクラブ報告「成長の限界」はMIT(マサチューセッツ工科大)のワールドモデルを通じて考察された、システムダイナミクスの啓蒙書であり思想書だった。
 地球人口 予測 成長の限界 - Google 検索
  成長の限界 (BioNews) (短信的な紹介)
  成長の限界 (内容的な解説)


デニス・ヘイズが 「アースデイ」の創始期のキーマンであり、NHKがこの番組でそれに(それも初日に)触れていたことも今回知った。

そして、
富田勲氏制作の「青い地球は誰のもの」の少年少女合唱の歌声と、背景で廻る地球映像と、その周りを囲んでスキップするかのように巡る少年少女たちの姿。。。

これが、けっこう印象的でした。
それまでウィーン少年少女合唱団とかを母親などが「素敵~♪」とか言う気持ちがいまひとつ判らなかったのが、このオープニング映像と音楽以来なんだかわかるような気がしましたから ^^

この曲はなぜかTOMITA ON NHK 富田 勲 NHKテーマ音楽集/他には収録されていないみたいですね。





そうしたらYouTubeで1動画だけありました。 こちらです。
先だって、月の(孫)衛星軌道に達した日本の無人探査機からの映像が美しい。

Earth rise and Earth set from KAGUYA


そういえば、基礎英語 / 続・基礎英語 とかでもお世話になったけれど、ちゃんと連続して受信料を支払っていたのは、子育て期に教育TVをよく利用していた時期だけの期がする。。。あとは不払い派に属していました。(ぉぃ

だって今はテレビないしぃ。。 ノイズまみれのPCキャプチャボードはあるけど(コラ
by bucmacoto | 2008-08-17 19:33 | wave | Comments(0)
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