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うらおもて/うしろまえ
2008年 06月 16日
男性の子育てブログを見るのが大好きです。
別に子育て限定でなくとも、子育てについて触れられている記事にはつい反応。
これは、高校卒業時点で将来の職業として一番になりたかった「保父」の道を断念した後遺症なのかも知れません。

 未だに、心理学の本の中では 発達心理学や児童心理学に惹かれる傾向があります。

 できること/できないこと

この小ささで、電話機の うら/おもて に、対応できるなんて偉い子です。
どうしても小さい頃は、自分から見て表に見えている状態で手に持って装着 → 結果として裏返し という風になるのです。 こんなに早く対応できるようになるものなのですね~ ♪

 大人になっても、シャツの前が後ろになってしまう大人だって少なくないのに。

裏返しでシャツを着ることと、後ろ前でのそれとは、私は区別しています。
けれど、前が後ろになって着てしまったこと(私のことばで うしろまえ)を、「裏返し」という人も結構います。
このあたり、どちらの言葉でも 「あべこべ」 のニュアンスなのですが、逆転となる軸が 「内と外」の逆転か、「前後」の逆転かという違いです。
表(おもて)という言葉には、外側(外面がいい=表面を取り繕う)の意味と、前側(表玄関⇔裏庭)の意味合いと、どちらもありますからなんとなく間違いとも言いにくいものではあります。

 10円玉の オモテが「10」の数字があるほうではないと知ったのは、小学校のころ。

うがいには、くちゅくちゅうがい・ぶくぶくうがい(口すすぎ)と、ガラガラうがい(喉うがい)があります。 私が、ガラガラうがいをできるようになったのは確か、小学校二年生になってからだったように記憶にあります。

 それまでは、一度上を向いて 「あ゛~」 と声をあげても漱がさってはいなかった。
  この語法は北海道弁でしょうかね。 変換できない。

あのうがい方法は、かなり高度な技だと思うのですが・・・(それは私だけ?)

そういえば、私はまったくハイハイをすることなく歩き出したようです。
で、それまでの1年間の移動法はというと、座ったままひざ立て(体育座り)で前後に移動していたのだと聞きました。

 おかげで、オムツの後方~背中を拭くのが大変だったそうな。

さすがに、自分の子にはたっぷりハイハイさせるようにしました。(うつ伏せ寝)
なので、背骨に充分な前後方向の軸が定まったと思います。
 ※ 側湾症の原因に、この時期に前湾後湾が確立しない場合があると、カイロの専門屋さんは言います。


「鏡はどうして左右が逆に映るのに、上下はそのままなの?」 と考えたことは多くの子供が持つものであると思います。 (子供なりに出した結論=「鏡の向こうに回りこむのに回れ右するからだ。 前まわりで向こうから覗くなら、上下が逆になる」)

これの適切な解としては、「鏡は、前後を入れ替える」という解説を目にしたこともあります。 上下方向をX軸・左右方向をY軸、そして前後方向をZ軸とすると、X軸とY軸はそのままで、Z軸だけ逆符号に反転する操作と数学的には等価ですから。

右手と左手なんかは、中央に鏡を置いた状態で対称的(立体的には重ならない)な鏡像異性体の関係ですね。

そういえば、子供にとっては「ひねる方向」というのもけっこうな難物みたいです。

(蛇口を)右に回すと水は止まるから! と教えてもとまどったりします。
むしろ、水が止まる方向やネジを締め付ける方向が「右回し」と憶えたような気もします。 (これ=「記憶するは憶える」/「思いだせるは覚える」て誤用は私だけ?)

確かに、渦巻き(アンモナイトの巻き方向とか、蚊取り線香の巻き方向)は、「外から内に向かって」か「外から中に向かって」いるのかで、正反対になりますものね。
そういう意味では、英語圏の「CW:clockwise 時計回り」/「CCW:counterclockwise 反時計回り」の表現のほうが戸惑わないのかもしれません。


完全な球体は、印がついていない限り(のっぺらぼーだと)前も後ろもありません。
けれど穴を開けてしまえば、「裏返し(内と外を反転)」にできます。

トーラス(ドーナツ型)に穴を開けて裏返すことができるか? という問題は、穴から穴を引っ張り出して反転させるわけですが、これを頭の中だけで完結させるにはコツがいります。 むしろ、洗濯物をとっくり返し・裏返ししながら考えたほうが、考えやすいかもしれません。

 単純なこと、裏と表/後ろと前/内と外。

意外とそんな単純なことも、言葉にばかり頼っている大人には苦手な分野なのかもしれません。 (言語は左脳、空間操作は右脳に、右利きの人の場合は機能局在している)


ちなみに、かつて私の脳は著しい左脳優位(論理脳・・・理屈っぽいのか?)だと診断された。 確かに音楽や絵画のようなアートのセンスはない。 けれど空間把握の方は得意分野だったりする。 でもって、それは男性脳(言語より的を狙うように特化)が優位だからなのだという。。。

 しょせん ことばなんざ、その程度の理解にしかならねーよ(怒)

と思いながら、今日もブログを書く私・・・へんなヤツなのでしょうか(笑)。



科学的視点は好きだし、技術的応用も好き。 けれど、科学的視点に表側を見せかけた商業的応用は嫌い。

 そんな私は、あまのじゃくなのか、発達障害なのか、発育不全なのかと思う今日。
 (肝不全にはなっていないのが救いだ・・・でもちょぴり脂肪肝 w)
by bucmacoto | 2008-06-16 22:21 | wave | Comments(0)
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