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生まれたての秋の詩
2007年 08月 25日

夏と冬の間に、
秋を置いたという。
夏の終わりに、
秋が生れ落ちる。
 
空の青さは 蒼くなり
海の青さは 碧くなる
風の温もりは 爽やかになり
雨の涼しさは 冷たくなりゆく
 
池の幼若だった かもも
羽が無傷だった 若トンビも
少年の時を越えて 成鳥の風格に
 
互いにGuiter 鳴らすだけで
分かり合えた 奴もいたらしい
毎日のPiano 弾き響かすだけで
溢れる想い 実らせた者も
 
ピンと張り詰めた 若葉の春が
だらりと垂れる 老葉の秋に
色鮮やかな 紫陽花の澄んだ色が
くすんだ色合いに しなびて縮んだ
 
波に乗るために 夏を待ち続け
波を乗りこなすために 全ての季節 海に向かった
そんなサーファーのライディングボードが
傾いた陽を受け 長い影を落としている
 
青い実が色付く前に
色付いた葉が地に落ちる前に
色鮮やかな大地が白く染まる前に
秋は必ずやってくる
 
生まれたばかりの
鮮やかな落ち着きを抱えて

by bucmacoto | 2007-08-25 15:24 | wave | Comments(0)
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