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きっかけと目的と手段(夢想編 基本形)
2007年 03月 21日
全てのものに、始まりがある ということ。

これが、お釈迦さま の最初のさとりの言葉 ── 天上天下 唯我独尊 ── のルーツだと言う。(私はその認識を支持する)

ヒトの創ってきた、制度・組織・ルール(法制)の始まりには、理由がある。 その理由とは目的のことだと言っても良いだろう。
  • 社会に害なす者(悪人)を明確に排除する目的で法廷が
  • 病者に治しと癒しと療養を与える目的で病院という組織が

それぞれ生まれたのだと思う。
理由という出発点 と 目的という到達点と、ふたつは表裏一体の位置にあるのだろう。
そのふたつを橋渡す過程となるのが手段であり、制度・組織・ルールであるのだと考えている。

先にあげた 目的を示す文節は
  • 社会に害なす悪人がいたから法廷が求められ
  • 病魔に苦しむ者がいたから病院という治しと癒しと療養を提供する場が求められた
と書いても文意は同じ。

出発点がゴールであるのは,トラック競技のスタート地点とゴールに似る。
 階段状スタートか、集会遅れがあるのか、ショートカット(近道or迂回路)はあるのかなどは、かなり違う気もするのだが。。 ともかく、原点というのは確かめておくに越したことはないものだと思います。 でないと(原点から)離れてしまった郷里もわからない、通り過ぎた周回数もカウントできないということになってしまいますからね。

 出発点=原点を、はじまりとみなすかきっかけに過ぎぬとするかは大きな認識の違いにつながります。
 原因(主因,仏教用語的な 「因」 ) なのか、または 要因(因子,仏教的には縁) に過ぎないか。 この認識の差は論理を構成するときに(しばしば)180度異なる論旨を編むことがあります。

 (やくざなどが)因縁をつける。 という言い方がございますが、縁を因であると言いつのって、枝葉末節から幹を生み出し根を張る手法というのは、あるいは普遍的なやり口であるのかも知れません。

 俺がけつまずいたのはエレベータの段差のせいだ。 < 歩き方のせいでは・・・?
 てめーが俺をあざ笑ったから、ぶん殴ってやったまでよ。 < スマイル0円さんはどうよ?
 俺たちがシマを守ってるおかげで、あんたら安心して商売できてるんだ。 < (?へ?)

 この 【~のせいで】 【~だから】 【~のおかげ】 というのは、因を示す言葉ですが乱用するような相手は、高名な識者であろうと 尊敬されるべき職業者であろうと、要注意にしてしまいますね。 私は。。 < あー 天邪鬼だからでしょか w
 主因(第一の因)以外の要因に、このような因を示す言葉を多用されると認識が狂ってしまいます。 そして 要因(縁)である以上、その言葉を嘘であるとも断じがたいから厄介なのです。

 ・・・

 一足飛びに結論を書くなら、こうした 因と縁とを混同するような輩って言うのは 「ヤクザなやり口」 の人間であるとレッテルを貼ることも辞さないでいいと思うのです。

 因(原因・主因)と 縁との区別は、時に困りますが私が目処とするのは比較的、単純です。
  1. 時間的に先にあるほうが因 (原点=出発点とは時間的に過去)
  2. 相関度が大きな方が因
  3. 特異度(決定力)が大きい方を(方便的に)因
 実は、この2番目と3番目の区分けは、本来は同根(同じ)であるものを認識上で分離しています。
 たとえば、火が燃える燃焼と言う現象は、燃料が主因で酸素と高温が要素(縁)であると記述できますが、燃料と酸素とは本来は等価なものです。 普遍的に存在する側は酸素ですので、むしろ酸素が燃焼現象の主因であると考えてもいいものです。 実際、脳の機能停止=ぶっ倒れる 現象で主なものに、虚血(酸素不足)と低血糖(燃料=グルコースの不足)がありますが、前者のほうがより重大になりやすいですね。
 酸素を燃焼の主原因としないのが一般的なのは、単に、『酸素は普遍度が非常に高い』 ことに尽きます。 燃料のほうが手に入れたり手に入らなかったりの メリハリがある(特異度が高い) ということです。

 ・・・ 略(飛躍して書こうっと) ・・・

 メリハリがある = 特異度が高い = 誇張じみた強調が効果的

 上記の手段を 常套する者を、私はヤクザと呼ぼう。
 それがテレビのキャスターであっても。
 それが国会の議員さんであろうと。

 目的が正しければ、手段は正当化されるという言葉について書こうと思ってはじめたはずが、面倒になってきたぁ。。。 < 嘘ではないです ホントです(誓って)
post at 2007.03/21
last edit at 2007.03/25




2005-04-04

私的備忘メモ
原点目的を、ぴたりと合致させる。
当記述は、「正しい」 の語に この含意を見ている。

折り紙で言うならば、そうなる折り目が 即ち(正当な)手段。
ところが目的を手段視するなら、
 手段は経過に過ぎなくなり
 理由はきっかけに過ぎなくなる。

2005-11-20


by bucmacoto | 2007-03-21 01:15 | duality | Comments(0)
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