2007年 02月 24日
post at 2007.02/24 ** 3月に気象庁Webページが改編されました。注意追記 2007.05/29 その結果、この記事に記述された URLは使用できません。 ** データ取り込み以外は使い勝手の良くなった、各地の過去気象情報取得はこちら。 ⇒ 気象庁 | 過去の気象データ検索 私は夏休みや冬休みの宿題を提出しなかったことが多々あります。 取り組まなかったのではなくて、取り組んだが当初の構想に手元の技量と道具が追いつかずに、挫折するパターンだったように思います。 やる以上は手を抜きたくない・・・けれど何をどうやったら頭の中にある構想が実現するのかに気付けなかったのでした。 端的に言えば、手を抜くのは苦手ですが 放置するのは得意なのですね。 今のようにPCでの宿題作成などが許されているのなら、きっと手抜きでも宿題を提出できたような気がしている私です。 たとえば、今年の暖冬は地球温暖化と絡ませて話題になることも多いようですが、自分の街とかで気温の変遷をデータとして拾うのはかなり容易なことです。 このブログでの用例 → 最高気温と最低気温データをグラフ化 気象庁の過去の気象データは全て公開されていますので、そこからコピー&ペーストでもよいし、一括に読み込んでもよい。 どちらでも一覧表を入手できます。 一具体例として、TVドラマ北の国からで有名になった 北海道上川郡富良野の気象記録をエクセル上に展開して見ましょう。 ※ 以下に書いてあるリンクは、説明の流れ上 全てが別窓を開くタイプです。 気象庁のページからhttp://www.data.kishou.go.jp/etrn/ を開きます。 気象情報を欲しい地点を地図から選択します。 http://www.data.kishou.go.jp/meteo/cgi-bin/map.cgi で都道府県地図に入るのですが、唯一の道(州?)制を採っている北海道の場合は支庁選択があります。 都府県単位(北海道は支庁単位)の地点選択地図 で測候所(アメダスポイント)を選択、欲しいデータを指定して ボタンを押すことで別の窓を開いて表示されます。 かつて、富良野スキーで味わった氷点下30度の気温を連日味わったあの日は、おそらくこの前後だったでしょう。(記憶上は年月日までは憶えていないけれど、気象状況から推定するとここ以外に見つからない) 自分でもすっかり日付を忘れているのにそれを特定できるのですから、公開記録というのは本当に便利なものです。 あの紫紺にも見えた宇宙の色が透けているかのような空の色は、白神山地の下流の沢で蛍の大群にすっぽり包まれた体験と並び、私が死ぬまで忘れない光景だと思えます。 この表示データを範囲選択してコピー&ペーストで移動してもいいのですが、直接にURLを指定してエクセルで開いてしまう方法もあります。 こうしようと思う場合、URLを取得する気象情報ページは上下のフレーム構造となっているのでそこに注意。(上が frame=1 / 下のデータ領域が frame=2) 具体的には、上記の手順でをクリックして表示される窓には、アドレス欄がありません。 そこで(直感的にわかる)アドレス付きの窓を開くには、IE(Ver6)ならば ctrl+N(コントロールキーを押しながらNキーを押す)で開くのですが、下側フレームのURLを取得するには下のフレーム内のところで右クリックしてページのプロパティを表示してURLをドラッグ選択してctr+Cでlコピーします。 Firefoxの場合は下のフレームの場所で右クリック - [このフレーム(H)] - [フレームを新しいウィンドウで開く(W)] と進みます。 新規のウィンドウにはデータのみが表示されアドレス(URL)欄もあるのでそこからコピーします。 上記1985年1月25日の富良野の気象記録表(一日の毎時の値)を開くなら、 http://www.data.kishou.go.jp/meteo/cgi-bin/search.cgi?frame=2&prefecture=103&spot=12626&data=1&year=1985&month=1&day=25 富良野の気象記録統計から導かれた平年(過去22年平均)の数値を開くなら、http://www.data.kishou.go.jp/meteo/cgi-bin/search.cgi?frame=2&prefecture=103&spot=12626&data=6&month=1 ※ 実際にURLを拾うといろいろとくっついてくるのですが、上記はスリムに表記したものです。 なお data= に入れる数字で表示されるのは、
下記は東京の気象記録へ直行するセレクタの例です。 (このセレクタ選択からは 窓内で飛びます) 本当は1985年の1月を基準にしたかったのですが、有人観測のためか毎時の自動観測はされていないようでしたので今冬を表示しています。 そのようにして、自分の生まれた年や両親の生まれた頃の気象記録を読み込んだエクセルでオリジナルグラフを作ったり、回帰直線を引いたりばらつき(ゆらぎ)を標準偏差として求めたりっすると立派な研究になる(少なくとも学校の先生はそう見てくれる) と思うのでした。 今回 富良野の平年値(日)を見ておもいました。 わずか22年間の積み重ねであっても、ほとんどゆらぎ(ゆきつ戻りつ)のない滑らかな変化となるものだって。 確率的なばらつきを除去するには、「大数の法則」に則るわけだけれど、人為的な要素が少ない事象ならばかなり少ない数でも大丈夫なのだと。 22歳の別れ というフォークソングもあったっけなぁ。< 古い。。つか古すぎっ ^^;
by bucmacoto
| 2007-02-24 14:20
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