2006年 11月 05日
photo at 2006.11/04 post and edit at 2006.11/05 秋も深まり、いち早い色付きを見せた樹木ほど、葉を落とすのも足早です。 慌てものだったナナカマドはすっかり葉を落として、赤い実をいくつか残すばかりです。 疎(まばら)になってきた木々の梢から、鳶の乾いた声が抜けて来ます。 夏と冬の間に、秋があり 秋と冬の間には霜月が そう想えるほど緩やかな今年の今月。 あと49日で冬至がやってきます。 つるべ落としに短くなった日没時刻も、少しずつ小さな変化率となることでしょう。 *3時半になる前にこんな光景に逢うとそう願わずにはいられません。 そこで夕陽を追いかけ 山の向こうへと、自転車を押しながら 登ってみました。 (本当はプールに向かっていたのに、券を持参し忘れたので予定変更。 海パン持参で山登り w) 登る前から、やめようかな・・・と考えて。 登りながら、引き返そうかな・・・と振り返る。 と、お月様。 月齢十三の月が、海上高くへと昇ります。 わずか334mの山、たったリフト二基分に過ぎないながら、20分も登ると息が切れます。 先日は自転車を置いて登ったけれど、今回は自転車を押しながらに挑戦です。 最大斜度30度を登るのはけっこうホネでした。 途中で 「もう日没には間に合わないや」 と思っていたので、ひと休みしながらすこしずつ。 山頂近くに来たら、私の好きな飛行機雲が沈む夕陽に照らされていました。 これって松枯れ病? 大量の松の葉が一斉に落葉していました。 そういえば小さい頃から、茶色く落ちた松の葉っぱにはお目にかかっています。 松は常用樹だという教科書的な知識が、当たり前の光景を異常に感じさせているだけなのかもしれません。 ※追記: どうもカラマツ林だからのようです。 カラマツは落葉針葉樹ということでした。 そうして山向こうを展望出来る場所に到着したのは、16:15でした。(おそぉぃ 沈む夕陽には届かなかったけれど、まだあたりには暮れ残る太陽光が立ちこめておりました。 間に合わなくてもそれでいい。 遅れてしまってそれもいい。 いいわけでなく,それがいい。 すこしずつ表情を変えながら、 おんなじ顔を繰り返す。 やさしく つめたく やわらかく そして きりりりと 晩秋の月 夕もや晴らし 闇を追ふ ※ コンデジで初めて、暗くなっての月の模様が撮れました ♪
モード:通常撮影 ISO感度設定:最低(80) 露出補正:最小値(-2EV) オートブラケット(露出変更しての連続撮影):±1EV → 最も暗い画像を残す
by bucmacoto
| 2006-11-05 10:57
| wave
|
Comments(2)
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harusion11 at 2006-11-05 15:19
超感動。。。。
涙がでそうですよ~macotoさま。。。 haruも飛行機雲は最高に吸い込まれるほうですから。。 もしや、海パン はいてらした?笑 おつきさまの撮影モード。。メモらせていただきました。( ..)φメモメモ ちょっと今宵、がんばってみようかと思いましたがどうやらこちらは明日は雨模様なので曇り気味みたい。。 近いうちに挑戦してみます。
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bucmacoto at 2006-11-05 17:30
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