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遅刻のいいわけ
2006年 09月 11日
それぞれの価値観
これで思い出しました。

この夏、数日だけ自動車を運転しました。 その時のラジオ番組です。

題 「遅刻した時のいいわけ」

その中で私が一番大うけしたお話です。

入社3年を過ぎた先輩、今日始業時間を一時間過ぎて出社です。
けれど誰も何も言いません。 本人もいたって堂々としたもの。 悪びれる気配もありません。
この先輩から話を聞いて知りました。
「おれ最初から、時間に遅れちゃったのね。 で,ぎりぎりで入って(出社して)も、30分も一時間も、遅刻は遅刻で一緒なわけだよね。 なら、はっちゃきになって出るよか ゆとり持って仕事始めた方が気持ちいいでしょ? だからムリしないで堂々と遅刻することにしたわけよ」
3年間の積み重ねの成果なのか、周囲の誰もが 『あいつの始業時間は皆よりも30分遅い』 ものだと思い込んでいたのでした。

・・・その先輩の言葉です

「継続は力だ」



出来すぎなお話ですが、笑えました。

 私は、寝坊して職場からの電話で起こされたことがあります。
 「すぐ行きます!!」 と言うと。
 「慌てなくていいから」 と言われました。
 バイクで出勤して、セクションに入ると
 「まずは、コーヒーでも一杯飲め」
 上司にこう言われて、コーヒーを勧められました。

 この経験があるからでしょうか、他人の遅刻にアツくなることはないようです。
 その O型上司はまだ30代前半でしたが、なるほどよく人間の心理と焦りに因るリスクとを考えられて行動していたのだと思います。
 (そんな上司でも 悪口・陰口・信用するなと言う先輩ってのは、いたのでした。)
post at 2006.09/11
post edit at 2006.09/12

ps.

 書類上は遅刻って一度もありません。 これは私だけでなく職場のほとんどの人間が、そうでした。
 遅刻と欠勤は査定の対象ですので、賞与に響くのです。 そこで、(消化できずに余る)有給休暇を遅刻時には充当するわけです。 寝坊や予期せぬ渋滞で遅くなったら、面倒なので午前は有給休暇として、「今はただ働き中♪」 と嘯(うそぶ)きながら仕事するわけですね(笑)。
 厳密な労務管理ではこのような運用は "にせ運用" なのでしょう。 ルールに則っていないわけですから。
 それでも、職場のルールというものが、「士気(モチベーション)の維持・向上」と「恣意的運用の排除」の両にらみ ── 私的な動機をも組織に役立てながら組織私物化を防ぐ ── によって、その組織の存在意義(仕事の目的)を支えるという観点からならば,なかなか良いバランス感覚であったと今でも思えるのでした。
by bucmacoto | 2006-09-11 22:11 |   illusion rhapsody | Comments(4)
Commented by moch5963 at 2006-09-12 00:56
「次寝坊したら殺すぞ。」と言われてた事ありましたけれども、
どこまでが冗談だったのか未だに疑問なわけですけれども、
案外可愛がってもらってたんじゃないかというか何と言うか。

あんまり人の遅刻の事を指摘して、自分が遅刻した時になったら怖いじゃないですか。

だけど、人の遅刻は1分たりとも許さず、自分の遅刻はうまーーーく合法化する
「人に厳しく自分に甘い」典型も居ましたし。

遅刻の対応って、人それぞれですよねぇぃ。。

でも、*型(自主規制)の人は絶対許してくれないと思うヨ。
Commented by bucmacoto at 2006-09-12 08:15
# もっち さん

その 「殺すぞ」 セリフ,大人の口から出たのですよね。。 がき・つっぱりとかじゃなくて ^^;
遅刻は国法に罪としてないけれど、殺人は刑法上の罪ですから 遅刻とコロスとの取引は成立させるほうが893です。 こういうの冗談とは言わないで、(たちの悪い 冗談と言い逃れてる)脅しだと、私は思いますが。。 いきがる時期の子供ならばありがちですけどね。

> 「人に厳しく自分に甘い」典型も居ましたし。

他人を支えきれるのが支配者(奉仕者としてのS)だとすると、そういう人は他人を縛ることに歓びを感じる陵辱者としてのS性をもてあましているのではないかな。(あてずっぽ w)
Commented by miniusagi52 at 2006-09-12 21:30
TB、ありがとうございました!
私自身、寝坊で遅刻をしたことはないんです。
(以前の血液型TBでもお題にしたことがあるんですが)
だから厳しくするわけではなく、パートさんでさえ、新人のコでさえも
誰1人として寝坊や遅刻をしないのに
社員として恥かしくないの?と言ってしまいました。
彼女は以前も寝坊で遅刻をしながらも、この笑い話のように
遅れたことに変わりはないと思ったのか、しっかりお弁当を作って出社してきた時、
ホントに言葉も出ませんでした。
自覚の問題だと思うんですよね。あきらめてる部分もあるんですが
私自身の査定にも関わってくるとなるとあきらめてもいられなくて…
社会って厳しいですね(苦笑)

Commented by bucmacoto at 2006-09-12 22:13
# みにうさ さま

社員としての自覚 。。。 うーん。。。 (なぜか熟考 w)
自分で気付くから、自覚。 自分で築くから 自覚。 (あれ? 言葉遊びになってるし w)
それだけ思い悩んで指導したなら、あとは見守りモードで十分という気がします。
 その娘の親御さんが、20年かかって直せなかった(または20年かけて培った)ものを、職場だけの短い交流で直しきるのは不可能だと思います。 (表面上の見せ掛けだけを身に付けられたら、いずれ彼女に指導される側がいい迷惑ですから)

(上司として部下がいた頃を振り返ると) なだめたり 持ち上げたり 発奮を誘導したりと工夫を凝らすと、当を得ることもあるし 反対に砂山のようにみるみる崩れることもありますよね。
躾じみた教育(~~すべし ~~べからず)なんて、教えて定着させようと注力しだしたらきりがないとおもいまーす。
範だけ示して、あとはその人自身に責任を負わせても充分なのだと こう思うのです。
(顔色伺って調子だけを合わせる人間が、タガを失くして 言行不一致が破滅的=犯罪レベル って実例を知るからか、突き離した考えになっているかも知れません。。 私のはね)
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