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日記録 2009.02/25-27
2009年 02月 27日
5年振りの免許の書き換え講習でした。

自宅の車で一度、レンタカーで一度、反則金を納めており、今回は違反者講習です。
(優良者講習でないのは、おそらく16年ぶり)

リアシートのベルト義務化も、酒気帯び・酒酔い運転者の幇助(同乗も違法にて罰則)も、耳にしていたけれど改めて認識しなおしです。

そういえば、先日ブログ誕生日を迎えた折、自分の誕生した頃のできごとを調べていたら、1962年3月7日には消防団員5人が自動車の転落事故死した事件が目に止まった。(運転手は無免許で酒を飲んでいたという)

 おおらかなのか、だらしがなかったのか・・・(おおらかなことで有名なオーストラリアなどでは、法的な禁止に関わらず 「事故を起こしたら責任。事故を起こさないなら大人の度量」というような雰囲気があるという。 当時の日本もそうだったのか? それとも男社会の都合よい解釈だったのかもしれぬ)

昭和45年頃をピークに、交通事故死亡者数は減少傾向にある。 その当時の北海道の交通事故死亡者数(受傷24時間以内の致死)は、880人を超えていた。 全国では1万6千765人。
それが、昨年は北海道で228人、全国で5155人という。
この減少は、道路の整備、安全装備の向上、シートベルト着用の普及などによるもののようだ。

子供と高齢者は交通弱者と呼ばれてきたが、とりわけ高齢者受難は交通事故統計
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を見ると様子が明らかだ。

冬道といえば、圧雪、アイスバーンなどの用語が頻出する。 アイスバーンは主に3種類が多く語られる。
  • ブラックアイスバーン
     一見、通常の湿潤路面のように黒く見えるアイスバーン。

  • 圧雪アイスバーン
     降り積もった雪が走行車両に踏み固められ、密度の高い氷のそうになったものを圧雪アイスバーンと呼ぶ。 さっぽろ雪祭りの雪上ステージ上や、雪の滑り台のような状態。

  • ミラーアイスバーン
     車両の停止・発進の繰り返しにより交差点前後に生じる磨かれたアイスバーン。
     圧雪アイスバーンの一種で、鏡面状態にまで磨かれているため非常に滑りやすく危険。
     減速時に停止できにくいのはもちろん、ゆっくりとした発進でもタイヤが空回る事も多い。


北海道の冬の事故といえば、
1992 年3月 17 日には、道央自動車. 道北海道千歳市において 186 台が巻き込まれる事故が. 発生し、死者2名、重軽傷者 73 名という、日本の交通. 事故史上最大規模の多重衝突事故
が思い浮かぶ。

吹雪いて前方の視界がないところで、立ち往生する車がいて逃げ切れなくなった場合、タイヤのグリップ力が消えてスリップする路面ではそこに突っ込むしか選択肢はない。
(ABSはブレーキ中のハンドル操作性を向上させるが、制動距離の短縮にはほとんど寄与しない)
また、例え視界が良好であっても夕暮れ・日没・未明・夜間の路面状況は、タイヤが滑り始めてから気付くことがほとんどなのだ。


だが実は、北海道の冬道は本州レベルの安全さなのだという > 死亡事故統計上はそう
雪が消え、開放感と安心感で飛ばすのか、一般道でのスピードに不慣れな観光客の比率が増すからか、春~晩秋の期間により致死的な事故が増加する。 冬季は本州並の致死率だが、雪の消えたシーズンこそ死の危険が迫るのだ。

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危険と隣り合わせの安全
安全に安んじてしまった挙句の危険

そんな言葉が充てはまるような気がしてくる。

 ・危険を身近な実感として感じ取るから、常に身構えていられ、注意を怠ることがない。
 ・危険を頭で理解しているだけで、切迫した実感も薄いままに、注意だけを求められる。

どちらなのだろうか。

まぁ、指を切るかもしれない刃物を扱うほうが、刃物の鋭利さと怖さは身に沁みるのだろう。



北の寒冷な地方では、一般に動物は大型化する。 小島で小型化するのは島嶼(とうしょ)化。
 metabolic syndrome

講習後に見上げると、大型のシカ頭が飾られていた。
 動物愛護家の中にはとても許せない気がする人もいるかもしれない。 けれど、こうした毛皮文化は、北方圏の中でイヌイット(エスキモー)やかつてのアイヌなどにとってはごく自然なのだ。

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外は雪がみるみる晴れていった。夕暮れる時刻だから、コントラストは低い。

よく掃除されていて、感心な階段。 滑り落ちる心配も少ない。

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寄り添う双樹。

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この日の夕暮れはいつものようにカラスの群れにゆき逢った。
翌日の仕事帰りには、珍しくトンビの集会が繰り広げられていた。(上空数だけで160~180羽は少なくともいたと思う < さっくり数えた結果)
もしかしたら、婚活パーティだったのだろうか。
カラス  トンビ
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今朝はよく晴れていた。

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by bucmacoto | 2009-02-27 22:24 | wave | Comments(0)
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