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4葉の言葉
2009年 02月 16日
自室ではテレビを見ない生活ながら、自宅へ戻ったときにはテレビ垂れ流し生活である。

障害者雇用に実績あるチョークメーカーの会長が、人間として幸せであるための 4つの理念 を述べていた。
この会社では50年前に養護学校教諭から就職を依頼されたものの、ムリですと断ったそうでした。
3度目に訪問された教師から、「それではせめて仕事というものを体験させてあげていただけないでしょうか。 そうでなくてはこの子達は、一生仕事というものを知らないままに終わることになってしまいます」 と、依頼されたそう。
それでは2週間だけ と、体験雇用を終わるその日に、社員一同が社長を囲んで「この子達を採用してあげてください」と。

 昼休みのベルが鳴っても、声がかかるまで一心に作業を続ける障害者の子達。。

この子達なら、私たちと一緒に仕事ができる。 至らない面は私たちがサポートしてあげる。 そう社員たちは思ったのだといいます。
当時15歳だったその子は、50年後の今も現役で工員として働いているそうです。

その4つの言葉とは。

なるほど。。。

この会社では、最低賃金に該当する12万円の月給を与え、役職給や賞与も与えているといいます。
労働の価値を分かち与えることに対し、能力給(結果主義)という考えと協働分配(山分け)という視点の両面でバランスされた結果なのかもしれません。

月給が一万数千円とか、そういう対象としてしか障害者や異国の人が扱われないとしたら、人間として幸福な社会を営む心がけに欠けているのかもしれないなと、そんな風に思ったのでした。

(いわゆる)健常者の工場長が、営業活動に全国を駆け回る原動力となっているものとしてあげていたのが 「(障害者と見なされている)従業員の皆から教えられていることがたくさんあります。 その恩返しをしたい」 という気持ちであると、こう話されていました。
たぶん、これはきれいごとではなく本音でしょう。

そして、このような本音を理解できない人間が増殖してまうことこそ、恐れなくてはならないパンデミック現象なのかもしれません。
by bucmacoto | 2009-02-16 22:37 | quote/data | Comments(0)
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